自らの価値観を再発見!自分史の作成方法と活用方法

(2025/5/21 更新しました)
40歳以上のあなた、自分史を作成してみませんか?
人生のターニングポイントを迎えているあなたにも 作成することをオススメします。
振り返ることにより、再発見できることもあります。
自分自身の価値観を見つめる機会になるからです。
私は、早期定年退職した後に 自分史の作成をしてみました。
一つのターニングポイントですよね。
作成し始めると、いろいろなことが思い出されます。
そして、あらためて読み返すと 自分の大切にしてきた価値観に気づきます。
とても刺激的な作業だと思いました。
もっと若い時に 一度はやっていたら、もう少し違う人生になったのかもしれません。
今回は、そんな体験を含めて「自分史の作成方法・活用方法」について紹介したいと思います。
自分史とは?目的とメリット

自分史の定義と特徴
自分史とは、自分の人生を振り返り、過去の出来事を時系列で整理して記録する手法です。
自分が経験した出来事やその背景、感情、学びを振り返り、体系的にまとめていきます。
特徴としては、単なる日記とは異なり、今までの人生を深く洞察することにあります。
これにより、自己理解や価値観に気づくことができます。
自分史の役割
自己分析の一環として、自分史は非常に有効なツールです。
理由の一つとして、過去の行動や選択を振り返ることで、自分の価値観や考え方、行動パターンに気づける点が挙げられます。
また、自分史を作成すると、自分がどんな場面で力を発揮し、どんな状況で弱さを感じるのかを明確にできます。
これを基に自己理解を深め、今後のキャリアを考える重要なステップにすることができます。
過去の振り返りが自己理解を深める理由
過去を振り返ることは、自己理解を深めるために重要なプロセスです。
その理由として、過去の出来事から自分がどのように成長し、どのような価値観を持つようになったのかを明らかにできる点にあります。
また、自分史の作成過程で行う「なぜその選択をしたのか」「どのように感じたのか」といった問いは、自己分析を深める上で非常に有益です。
これにより、現時点での自分の行動や信念の軸がどこからきているのかをより具体的に理解することができますよね。
自分史の作り方:初心者のための具体的な手順
まずは年齢階層に分けて書き出す
自分史を作成する最初のステップは、自分の人生を年齢ごとに区切って整理することです。
具体的には「幼少期」「小学時代」「中学時代」「高校時代」「学生時代」「社会人初期」のように、大まかな年代を設定するとわかりやすくなります。
また、人生の節目って結構ありますよね。
社会人で言えば、異動した・昇進したなど節目で分ける方法も有効です。
自分自身の役割も変わってくるからです。
そして、それぞれの区間で、重要な出来事や心に残った場面を年代順に書き出していきます。
こうすることで、人生全体の流れが見え、振り返りをスムーズに進めることができます。
印象に残るエピソードを選ぶコツ
次に、自分史の中に記載するべきエピソードを選んでいきます。
ポイントは、自分にとって意義深い記憶や感情を伴ったエピソードを選ぶことです。
その際、「楽しかった」「辛かった」など、感情が強く動いた出来事を重点的に洗い出すのがおすすめです。
思い出すことの多くは、当時にあったイベント・事件でしょう。
人間の脳は、そうしたイベント・事件を中心に キーワードの体系として記憶されています。
ここを起点として、当時のキーワードを 脳から引き出していきます。
そして、その時どう感じ・どう考えていたのかも 思い出していくのです。
例えば私の事例では、小学校の給食。
今でもトラウマになっている「辛かった」出来事です。
でも、学生時代には「バイト先の家で毎日食事をする」に変わっていくのです。
克服していく自分の姿を見つめることができますよね。
過去の出来事を感情と結びつける重要性
自分史を作成する上で、出来事を単に列挙するだけでは不十分です。
それぞれの出来事が自分の感情にどのように響いたのかを掘り下げることが重要です。
感情と結びつけることで、その出来事が自分にとって何を意味していたのか、どう成長に繋がったのかを明確にすることができます。
感情を軸にすることで、自分自身の価値観や行動パターンも見えてきます。
特に人とのつながりは重要です。
それぞれの出来事には、必ず人が介在しています。
例えば私の事例では、人生のターニングポイントで恩師が存在しています。
恩師に感謝しつつ、自分自身にとって「どういう意味があったのか」洞察することで自己理解を深めることができます。
時系列の整理で見えるものとは?
自分史を時系列で整理すると、これまで気づかなかった自分自身の変化や傾向が見えてきます。
たとえば、私の事例の給食のトラウマの克服とかです。
次に、自分自身の考え・感情に注目します。
考え・感情を表現しているキーワードを見つめてみましょう。
同じようなキーワード、どの時代にも出てきませんか?
きっと、それが自分自身が大切にしてきた価値観(コンセプト)なのです。
私の場合、「自由に」というキーワードが頻繁に出てきます。
小学生・中学生・高校生・大学生・会社時代 いずれにもです。
「自由に」というキーワードで会社時代を思い出すと、確かに 私自身の行動が読み解けます。
こうして振り返ることにより、自分自身の価値観を見つめることができます。
また、成功体験と失敗体験のパターンを振り返ることで、自分の強みや改善点も浮き彫りになります。
これら作業を通じて、人生の流れ全体を俯瞰し、未来につながる学びや行動につなげることができるようになります。
自分史を使った自己成長と行動プランの策定
過去の成功体験から気づく強み
自分史を作成する過程で、過去の成功体験に注目すると、そこから自分の強みを見つけることができます。
例えば、特定の出来事において達成感を感じた場面を洗い出すと、自分が得意とするスキルや物事に対する考え方が明確になります。
これらの強みは、今後の自己成長や目標達成に向けた行動指針にもなりますよね。
このように強みを具体化し、それを人生の中でどう活かすか考えることが重要です。
失敗経験を糧にする考え方
成功体験だけでなく、失敗経験を振り返ることも必要です。
失敗体験を振り返ることにより、それがなぜ起きたのか、当時の行動や考え方のどこに改善の余地があったのかを明らかにできますよね。
自分史作成の際に重視するのは、失敗そのものではなく、失敗から何を学んだか、その後どのように行動を変えるかです。
未来の目標を具体化させる方法
自分史を作成することで、未来の目標をより具体的に描くことができます。
過去の成功体験や失敗経験を分析した結果、自分が得意なことや改善すべき点が浮き彫りになります。
これを基に、将来的に挑戦したいことや達成したいことを明確にしていきます。
自分自身のビジョンを 描いてみましょう。
そして、実現するためには アクションが必要ですよね。
選択したら、目標を決め 日々実践することです。
つまり、ビジネスでいうところのプロジェクトそのものですよね。
ビジネスの手法は、個人でも活用できます。
また、時々 作成した自分史を読み返してみることです。
私自身も、今も手元に置いてあって たまに読み返しています。
まとめ
自分史を作成する。
私自身は、退職後に 実践してみました。
そして、自分自身の価値観を見つめる良い方法だと実感しました。
今回は、私自身が実践した事例から「自分史の作成方法・活用方法」について紹介しました。
私自身は退職後に作成しましたが、実感として 人生の真ん中あたりで作成するのが良い と思っています。
少し立ち止まって、振り返ってみたら いかがでしょうか?
そして、あなた自身のビジョンを描き 日々行動する。
自分らしい人生が見つかるかもしれません。
さて、今回は「過去から学ぶ」ことについて紹介しましたが、「今を刺激する」ことも重要ですよね。
以下の記事では「1日1新で刺激を受ける方法」について紹介していますので、こちらもぜひ併せて読んでみてください。
投稿記事:1日1新で刺激的な毎日に!継続するための3つの方法とは