高齢者の引越し!私が実践した「生活の実態を把握する方法」
昨日、賃貸マンションの引き渡しを完了。
8月から準備を始めて3ヶ月。
何とか間に合ったという感じです。
引越ししたのは、86歳の母親。
少しボケも始まっていて、
- お金の管理ができない
- 郵便物を自分で回収しない
- どんな契約をしているか記憶があいまい
こんな状態です。
確かに 普段の生活では、
- TVを見ることができる
- 食事の買い物ができて、食べることができる
- デーサービスに行く
これだけできれば、生活はできるのですよね。
さて、この状況での引越し。
同居になるので、賃貸マンションの荷物は ほとんど必要ありません。
普通ならば、回収業者に引き取ってもらって わずかな荷物だけで引越し。
電気・ガス・電話などの手続き、転居届などの手続きぐらいですよね。
でも、もう自分ではできません。
一番やっかいなのは、各種契約。
新聞・生協・ヤクルト・健康食品など、結構利用しています。
また、他にもしているのかもしれません。
これら解約も 自分ひとりではできないのです。
こうなると、どんな生活をしていたか把握する必要ありますよね。
ただ、聞いても 覚えていません。
こんな状態の高齢者の転居をどうしたか、以下に紹介したいと思います。
置いてある書類をチェックする
86歳ぐらいの高齢者は、基本的に 書類を捨てません。
領収書・請求書・お金関係の書類・会員証などは、全部何処かには置いてあります。
この区別はついているのですよね。
週一で家に書類を持ってきて、ひたすらチェックです。
契約ごとにまとめて、古いものは捨てる。
現金で払っていれば、最新の月の領収書で継続の有無がわかります。
次は、通帳との照会です。
口座からの引き落としであれば、通帳の記載でわかります。
こうして現在も継続している契約を探していきます。
それでも、不明なもの 結構残るのです。
比較的最近の書類は電話で聞く
不明な書類の中には、比較的最近のものもあります。
これは、電話で確認するしか方法はないです。
週一で書類を持ってきて、その週で確認する。
この繰り返しです。
本当に古い書類は残しておく
生活の実態を見ていて、どう考えても継続していない書類もあります。
これらは、とりあえず残しています。
転居後の郵便物をチェックしながら、順次処理する予定です。
事前にやっておいて良かったこと
以下の2点には、ずいぶん助けられました。
- 1年間ぐらいお金の引き出し・振り込みを手伝ってきたこと
- 1年間ぐらい郵便物を確認してきたこと
ある程度、生活の実態が見えていました。(やってくれていたのは、妻です)
これがなかったら、書類のチェックだけで相当時間が必要だったと思います。
母親がひとりではできなくなっていたことが 結果としては幸いでした。
3ヶ月前から、準備を始めたのは正解でした。
相当エネルギーを使います。
高齢者の転居は、本当に大変。
早め早めに動いたほうが良いと思います。