なんでこんなに!終活で溜まりに溜まった服を捨てる方法
私は今、母親の終活を手伝っています。
先ずは 現在のひとり暮らしから同居の準備をしているところです。
簡単に経緯を紹介すると
- 平成22年3月 実家(持家)を売却し、中心地街の2LDK賃貸マンションに転居
- 令和5年10月 賃貸マンションから私の持家の1室に転居予定
実家は、5LDKの一軒家でした。
賃貸マンションに移る際、自分の持ち物は すべて持っていったようです。
その後、約15年間住んでいます。
当然、服も購入して増えています。
それを10畳ほどの部屋に持ってくる状況になったということです。
さて、服のストックは、
- 備え付けのクローゼットにいっぱいかかっている
- 持って行った2つの和ダンスいっぱいに保管
- でっかい収納ケース2個にもいっぱいに保管
- ベッドの脇に山住み
- 2つの部屋の敷居に20本近くのハンガーにかけてある
まあ、どんだけあるのと呆れるほどの状況です。
当然、全て持ってくることは 物理的にできません。
一方で、本人に確認すれば 全て必要になってしまいます。
また、少し認知能力も弱っています。
高度成長時代の人なので、物欲がすごくあるのですよね。
賃貸マンションに引っ越してから物理的に見ることさえできなかった服でも、「いる」って言うんです。
ということで、あの手この手で選別して行った方法を3つ紹介します。
汚れている服は廃棄とする
服の中には、賃貸マンションに引っ越してから一度も着ていないものもあります。
そういうものは、大抵 黄ばんでいたりします。
汚れていれば、「こんなの着れないよ」と言えば 納得します。
この時重要なのは、躊躇なく廃棄袋の方へ入れてしまうことです。
中途半端に見せている時間をとると、昔のことを思い出してしまいます。
そうなると、「ちょっと待って」になってしまいますよね。
汚れていて どう考えても着れないものは、さっさと本人の前から消すことです。
年齢的に着れない服は廃棄とする
87歳です。
昔着ていたような服・明らかに今の時代では着ない服があります。
「こんな派手なの、もう着ないよね」
「この服のスタイル、今では着れないよ」
ひとつひとつ服を見せながら、コメントをつけて確認します。
本人に余程引っかかるものがなければ、納得します。
この時も、即廃棄袋に入れることが重要です。
似たグループの服を集め、その中から選択させる
上記2つで、1/3ぐらいは廃却グループにすることができます。
最後は、似たものどうしからの選択です。
大体、服の嗜好って似通っていますよね。
コートならば、同じような色合い・スタイルのコートを購入しているものです。
私の母親の場合は、3〜4パターンぐらいに分けることができました。
ひとつのパターンから、ひとつの服を選択するように促します。
この方法だと、本人にとって一番良いものを選択することになります。
なので、ある程度は納得します。
後は、「こんなにたくさんは持っていけない」を伝え続けることです。
この3つの方法で、なんとか2/3まで減らすことができました。
これでも、例えば 冬服50着ぐらいは残っています。
今後は、シーズン毎に着なかった服は 処分していく予定です。
同居しているからわかる処分方法ですね。
最後に注意点
選別した服を入れた廃棄袋をマンションに置いてきたことがありました。
次の週に行ったところ、なんと袋から取り出しているのです。
廃棄袋は、どう処分するかにかかわらず 本人が手を出せないようにすべきです。
本当にゴミとして出してしまうとか、一旦持ち帰るとか。
やり直しは、手伝っている方が 結構心が痛みますよ。
以上3つの廃棄方法について紹介しました。
ひどいことをやっていると思われるのかもしれません。
でも、私の方が先に死なない限り どこかでは絶対にしないといけないことです。
だったら、節目の機会で やった方が良いのではないでしょうか。