アイデアを出し昇華させる!共創の意義とプロジェクトの実践方法
アイデアは、まずは ひとりから生まれます。
ただ、本当に ひとりで生み出しているでしょうか?
アイデアは、既存のものの組み合わせから生まれます。
そして、ポンと出る瞬間 多くの方が味わっていると思います。
思い返してみてください。
必ず 何らかの外部の刺激があったと思います。
また、ビジネスにするには さらにアイデアを昇華させる必要があります。
要は、アイデアを膨らますことです。
今回は、アイデアを出し昇華させることの手段として 共創の意義とプロジェクトの実践方法について 紹介したいと思います。
目次
アイデアを多く出すための方法
アイデアは、普通に生活していたら そんなに出てくるものではありません。
私の経験上、出てくるシーンは 以下です。
- 大勢でアイデア出し会を開催する
- キーワードを元に、閉じこもり、ひとり黙々と考える
- 開放な空間で、ひとり考える
- ふとした偶然に出会う
- 実際に体験する
- 他の誰かと会話をする
これ、アイデアがよく出る順番を 逆に記載しています。
下にいくほど、アイデア出ませんか?
何気ない会話でも ポンポン アイデアが出てくる経験、誰もがしていると思います。
アイデアは、まずは ひとりから生まれます。
最初は「あっ!」というひらめきですよね。
ひらめきは、既存のもの(キーワード)の組み合わせから生まれます。
であれば、重要な構成要素は 以下2つだと思います。
- 個人の知識・経験(自ら保有しているキーワード)
- 新たに or 偶然に接する既存のもの(接したキーワード)
つまりは、個人の知識・経験に ある既存のものが突然組み合わさって出てくるものです。
個人の知識・経験は、限定されています。
であれば、アイデアを出すには いかに新たに or 偶然に接する既存のものを増やすのか ということになります。
これが ひとりでアイデアを多く出す方法になります。
私自身は ひとりでアイデアを出す機会が結構あるのですが、この方法で行っています。
「共創」共に創るの意義
個人でアイデアを出す場合は、個人の知識・経験に依存します。
では、複数人でやったらどうでしょうか?
それぞれ知識・経験が異なります。
ある既存のものに接した場合の反応もそれぞれ異なります。
出てくるアイデアも当然複数になるはずです。
共創することの意義のひとつです。
また、複数人でやる場合、アイデアがアイデアを呼ぶことができます。
共創することの意義のひとつです。
ただ、人数を増やせば出てくるかというと そんなことはありません。
前述した大勢でのアイデア出し会をやった経験ありませんか?
面白いアイデアが出てきたこと ほとんどないと思います。
では、どしたら良いのか?
以下、私の経験から紹介したいと思います。
共創プロジェクトの実践方法
ある程度の人数で実施する事を前提にしていますので、共創プロジェクトとしています。
今回は、アイデアを出すまでの共創プロジェクトについて紹介したいと思います。
大きくプロジェクトを 以下3ステップに分けます。
- 多様性のあるメンバーでプロジェクトを構成する
- キーワードを挙げる作業は、メンバー全員で実施する
- アイデア検討は、メンバーを限定し少人数でやる
以下、順に紹介します。
多様性のあるメンバーでプロジェクトを構成する
アイデアを出すには いかに新たに or 偶然に接する既存のものを増やすかだと前述しました。
要は、接するキーワードを増やすことです。
多様なメンバーから 多様なキーワードを引き出した方が良いですよね。
そこで重要なのが メンバーの多様性です。
ここで注意してほしいことがあります。
多様性というと、性別とか異文化の人とかの観点で語られがちですよね。
間違ってはいないのですが、本当の多様性の本質とは違うと思っています。
私は、多様性のあるメンバー構成とは 異なる視点・考えを持った集合体だと考えています。
例えば、以下の事例に接したことありませんか?
新鮮な若い人の方が 斬新なアイデアが出てくるので、新しいビジネスを 若い人に考えてもらおう。
私の元会社でも よくあったケースです。
で、私の経験では 最も何も生み出さない事例になっています。
入社3年も経たないメンバーで考えれば、奇抜なアイデアが出てくるのかもしれません。
でも入社3年も経つと、組織に適合した人間になってきます。
それが組織の戦力になるということなので、当然と言えば当然です。
そうすると似通ってくるのですよね。
なので、つまらないアイデアしか出てこないのです。
異なる視点・考えを持ったメンバーを集めましょう。
年齢は関係ありません。
また、男社会の組織ならば 女性は絶対に入れるべきです。
私の経験上、特に観察力はすごいものがあります。
但し、少数派にならないように配慮しましょう。
1名なんてことは 絶対にしてはダメです。
そして、刺激が起こる環境を創るのです。
キーワードを挙げる作業は、メンバー全員で実施する
いきなりアイデアを出し合うことは、発散するだけ 時間のムダです。
先ずは、テーマを決めます。
そして、キーワードを挙げることに 集中しましょう。
異なる視点・考えを持ったメンバーであれば、一つのキーワードから 色々な分岐キーワードが出てきます。
実際に実施したことがある方はわかると思いますが、1/3ぐらいは「へぇ〜、こんな考えもあるんだ」というものが 必ず出てきます。
そして、気づきを拾っていくのです。
アイデア検討は、メンバーを限定し少人数でやる
人には、それぞれ得手・不得手があります。
アイデアが出る人、分析ができる人、運用が上手い人 それぞれタイプがあります。
どの能力が優れているかの問題ではありません。
アイデア検討は、アイデアを出すことが得意である少人数のメンバーに絞ります。
そして、ステップ2で拾った気づきを膨らませていくのです。
アイデアを出すことが得意な人は 膨らます方法を知っています。
他人のアイデアから刺激を受け、キャッチボールをすることができます。
変な邪魔が入ると 思考が停止してしまいます。
アイデア出しには、リズムが大切です。
なので、少人数で行うことがおススメなのです。
でも、これでは共創プロジェクトではないのでは?という疑問もあるかもしれません。
プロジェクトはアイデアを出したら終わりではないですよね。
実現する必要があります。
実現まで共に創るから 共創プロジェクトなのです。
まとめ
今回は、アイデアを出し昇華させることの手段として 共創の意義とプロジェクトの実践方法について 紹介しました。
アイデアは、既存のものの組み合わせから生まれます。
であれば、重要な構成要素は 以下2つだと思います。
- 個人の知識・経験(自ら保有しているキーワード)
- 新たに or 偶然に接する既存のもの(接したキーワード)
個人の知識・経験は、限定されています。
であれば、アイデアを出すには いかに新たに or 偶然に接する既存のものを増やすのか ということになります。
「共創」共に創るの意義
複数人いれば、それぞれ知識・経験が異なります。
ある既存のものに接した場合の反応も それぞれ異なります。
出てくるアイデアも 当然複数になるはずです。
そして、アイデアがアイデアを呼ぶこともできます。
共創プロジェクトの実践方法
大きくプロジェクトを 以下3ステップに分ける事を紹介しました。
- 多様性のあるメンバーでプロジェクトを構成する
- キーワードを挙げる作業は、メンバー全員で実施する
- アイデア検討は、メンバーを限定し少人数でやる
これからは、資本の勝負よりアイデアの勝負になってくると思います。
「共創」:共に創る。
ますます重要になってくるのではないでしょうか?