プロジェクト成功の鍵!リーダーの役割「人を動かす」秘訣

プロジェクト成功の鍵!リーダーの役割「人を動かす」秘訣

(2025/3/28 更新しました)

プロジェクトリーダーの役割の一つに「人を動かす」があります。

メンバーが自主的に動いてくれなければ、プロジェクトの成功は望めないですよね。

プロジェクトって、人の集まりです。

人により置かれている環境・考え方も異なります。

そんな様々な考えを持った人たちが集まり、成果を出していく。

プロジェクトって、常に生き物なのです。

今回は「プロジェクトリーダーの役割の一つである人を動かす方法」について紹介します。

私の25年以上のプロジェクトリーダーの経験に基づいています。

なぜリーダーには「人を動かす力」が必要なのか

リーダーとプロジェクト成功の関係性

プロジェクト成功において、リーダーの存在は欠かせません。

リーダーは、メンバーを適切に導くための旗振り役として機能し、全体の方向性を示す役割を果たします。

一つの共通したゴールに向けて、個々のメンバーをつなぐことがプロジェクト成功の大きなカギとなります。

特に、人を動かす力は、メンバーが自主的に行動する原動力となります。

チーム全体のモチベーションや成果を左右する重要なスキルなのです。

現代プロジェクトにおける課題とリーダーの役割

現代のプロジェクトは、複雑化するビジネス環境や多様なバックグラウンドを持つメンバーによって、よりマネジメントの課題が増えています。

異なる環境や考え方を持つ人々が集まる中で、リーダーには「管理者」ではなく「支援役」としての役割が求められています。

メンバー一人ひとりの特性や状況を理解し、適切な働きかけを行うことで、チーム全体の力を最大化する必要があります。

このような課題に対処するためには、リーダー自身が「人を動かす方法」を学び、実践することが重要なのです。

「人を動かす力」が成果に直結する理由

人を動かす力は、単なるリーダーのスキルではなく、プロジェクトの成果そのものに直結する能力です。

プロジェクトは人の集まりであり、メンバーが自主的に行動しなければ、目標を達成することは困難です。

例えば、リーダーが目的ではなくビジョンを示すことで、メンバーはそのビジョンに共感し、主体的に行動する傾向があります。

また、周囲を巻き込む力を持つことで、必要な協力を得ることができ、プロジェクト全体のスピードと効率を上げることが可能となります。

このような要素が積み重なり、最終的に「人を動かす力」がプロジェクトを成功へと導くのです。

リーダーが持つべき「人を動かすコミュニケーション術」

信頼を築くためのコミュニケーションスキル

プロジェクトを成功に導くうえで、メンバーとの信頼関係は欠かせません。

信頼を築くためには、まず相手を理解し、相手の気持ちや背景に寄り添うことが重要です。

特にプロジェクトに参加した動機やプロジェクトに対する思いなどを共有し、どうしたら達成できるのか一緒に考えることで、メンバーは自発的に動く意欲を持つようになります。

また、情報の透明性を保つことも信頼構築のポイントです。

メンバーにプロジェクト全体の進捗や課題をきちんと伝えることで、チーム全体が一体感を持って取り組むことができます。

適切なフィードバックの与え方

リーダーとして、メンバーに適切なフィードバックを与えることも「人を動かす力」の重要な要素です。

フィードバックには、単に足りないことを伝えるのではなく、成長につながる具体的なアドバイスをすることが必要です。

また、指摘する際には、必ずその人の努力や良い点を先に伝えることによって、受け取る側もポジティブに理解するようになります。

タイミングや言葉遣いにも注意を払い、相手が前向きに感じられるように心がけることです。

特にメンバーが「前に進める良いアイデア」をした際には、その場で称賛することも大切です。

メンバー全員の中での称賛は、より高いモチベーションとプロジェクトへの忠誠心を生み出します。

私の事例で、仕入れ先との共同プロジェクトがありました。

ある時、仕入れ先のメンバーが「プロジェクトを前に進めるすごいアイデア」を報告したことがあり、その直後に 私の会社側メンバー全員で拍手喝采したことがあります。

彼は その後「絶対に私のビジョンを達成してみせる」と目をキラキラさせながら、私に語ってくれました。

まさにプロジェクトへの忠誠心そのものですよね。

協力を引き出す巻き込み力の重要性

プロジェクトを円滑に進めるためには、チームメンバー全員の協力が必要不可欠です。

そのためには、リーダーが周囲を巻き込む力を発揮することが求められます。

巻き込み力を発揮するためには、まずプロジェクトのビジョン・コンセプトを明確にし、その意味や価値をメンバーに伝えることが重要です。

プロジェクトリーダーは、「語ってなんぼ」なのです。

リーダーは一人で全てを成し遂げるわけではありません。

メンバーを巻き込み、共に進むことで、プロジェクトの成功につながるのです。

チームの力を最大化する秘訣

ビジョンを共有し全員の方向性をそろえる方法

プロジェクトを成功に導くためには、リーダーが明確なビジョンを提示し、チーム全員がその方向性を共有することが重要です。

単なる目標ではなく、達成したい未来像や意義を示すことで、メンバーが主体的に動く動機づけとなります。

人は目標では動きません。

例えば、以下の目標があったとします

  • 業務改善ならば、2万時間の工数低減。
  • コスト削減ならば、20%以上
  • 売り上げアップならば、○億円

これを聞いて、ピンときますか?

多分、なんとなく他人事で「ふーん」と思うぐらいですよね。

これで「さあ、やろうぜ!」って言っても モチベーションは上がりません。

目標ではなく、例えば「顧客満足度を向上させ、業界で最も信頼されるパートナーになる」といったビジョンであれば、プロジェクト全体に勢いが生まれるものです。

私自身の事例で言うと、私は 壮大なビジョンを持ってプロジェクトを始めることが多いです。

一方で、ビジョンを示す時は 控えめに話をしています。

ただ、以下の3つは 必ず織り込むようにしています。

  • 当事者意識が芽生える
  • 一緒に働いている仲間にも喜んでもらえる
  • それができたら更に未来が良くなると感じる何かがある

2番目・3番目は、マズローの欲求段階説の承認欲求・自己実現欲求にあたりますよね。

チーム感を強化するリーダーシップの実践

チーム感を強化するには、リーダーがメンバー間の信頼関係を築き、協力し合える環境を整えることが大切です。

プロジェクトにおいて異なる考えや背景を持つメンバーが集まる中、一体感を生み出すためにはリーダーのリーダーシップが求められます。

例えば、リーダーがメンバー一人ひとりの意見をしっかりと聞き、適切にフィードバックを行うことで、メンバーのやる気に繋がります。

また、プロジェクトの重要な節目で小さな成功体験を共有することは、メンバー全員の自信を育て、チーム全体が一つにまとまるきっかけになります。

こうした取り組みを通じて、リーダーはメンバー間の相互信頼を深め、「自分たちのチーム」という当事者感を生み出すことができます。

また、プロジェクトメンバーは、各部署の代表者で構成されることが 多いですよね。

それぞれの部署の利益代弁者みたいな感じです。

なので、プロジェクトの初期は、メンバーの間に空間があるのです。

こうした場合に、私がやっていた方法はひとつ。

「ビジョン達成のためには、どうしたら良いのか?」

議論を その方向に持っていくだけです。

論破したり、説得をしたりしても、空間は埋まりません。

メンバー自身が、気づき・納得する。

「ビジョンを達成するには、そうするしかないね。」

「自部署に持ち帰って、相談するよ・説得してみるよ。」

そして、次のミーティングで「OK。それで行こう。」

こんなことが何回か起これば、一気に空間は縮まります。

私の経験では、徐々に

「この件は私に任せて。それ前提で議論を進めよう」

という会話が増えてきます。

チームになってきていると感じる瞬間です。

成果を引き出す環境作りの方法論

成果を引き出す環境は自然に整うわけではなく、プロジェクトリーダーが積極的に構築していかなければなりません。

メンバーが進んで行動し、「人を動かす」状態を作るために重要なのは、心理的安全を提供することです。

まず、リーダーは各メンバーの適性を理解し、役割を明確にすることが必要です。

例えば、水平思考の人・垂直思考の人といった特性があります。

垂直思考の人には徹底的に深掘りしてもらい、水平思考の人がつなげれば、新たな価値を創り出すことが可能です。

また、メンバーが自分の意見を自由に発信できる環境を提供し、結果だけでなくプロセスを評価する仕組みを構築することも大切です。

例えば私の事例では、「議題をあらかじめ決めない」プロジェクトをやったことがあります。

メンバー各自がそれぞれネタを持ってミーティングに参加する方式です。

アイデアがアイデアを呼ぶ、面白いプロジェクトになりました。

そして、各自のネタなので プロジェクトへの貢献度もわかりますよね。

このような環境作りを通じて、メンバーそれぞれのパフォーマンスを最大化し、プロジェクト全体の成果を引き出すことが可能になります。

まとめ

今回は「プロジェクトリーダーの役割の一つである人を動かす方法」について紹介しました。

プロジェクトって、人の集まりです。

人により置かれている環境・考え方も異なります。

そんな様々な考えを持った人たちが集まり、成果を出していく。

プロジェクトって、常に生き物なのです。

だからこそ、面白いとも言えるんですよね。

さて、今回はプロジェクトリーダーの役割の一つとして「人を動かす」について紹介しました。

ただ、プロジェクトリーダーの役割は もっと多くありますよね。

以下の記事では「プロジェクトリーダーの役割」について総合的に記載していますので、こちらの記事も併せて読んでみてください。