やりたいことを実践するために!仕事の解像度を高める方法とは
会社に勤めていたとしても、自分のやりたいことをやってみたいですよね。
会社に所属していれば、会社のお金を使って 大きなことをやることができます。
そのためには、自分が所属している組織の理解が 不可欠です。
組織は、機能単位で仕事が振り分けられていますよね。
つまりは、仕事を知ることです。
また、会社って ビジョンー戦略ー 戦術で 基本的には動いています。
戦術が、いわゆる日々のオペレーション(仕事)ですよね。
そして、戦略によってオペレーションは変わります。
戦略は 全社レベル・落とし込まれた各組織単位まであります。
組織単位の戦略と戦術で理解することも必要です。
要は、仕事を高い視野で解像度高く理解することが重要ということです。
解像度が高ければ、問題も見えてきます。
新たな戦略も、浮かんできます。
その中には、自分自身がやりたいことも出てくると思います。
私は、巨大企業で 全く異なる3部門を経験しています。
そして、3部問それぞれで 自分のやりたいことを実施していました。
こうした経験から、組織を解像度高く理解する方法について紹介したいと思います。
自分の仕事は、1年で理解する
配属されると、何らかの仕事を与えられると思います。
自分の仕事は、1年でプロフェッショナル・レベルを目指すことです。
会社なので、お金を取れるという意味ではありません。
自分の言葉で語ることができるレベルになろう ということです。
そのためには、あらゆる機会を利用して 経験を積むことです。
できれば、上司抜きで単独で行動すると良いと思います。
ひとりでの判断が必要になりますよね。
判断は、会社の方向性・自部署の状況を知らないとできません。
そのためには、徹底的に調べますよね。
私の最初の配属は、生産技術部門です。
○○工場担当なのでよろしく。
後は、ほとんど放任状態でした。
最初は何にも知らないので、工場の人に怒られまくり。
設計部門と工場の板挟みで、胃が痛くなる毎日。
こうなると聞きまくるしかないですよね。
当然、吸収も むちゃくちゃ早くなります。
1年後には、関係部署の職位の高い人とも 対等に話しをしていました。
最初の配属が こういう状況だったので、全然異なる部門に異動しても 全然平気です。
経験に勝るものはないです。
チャレンジをして、関連業務との関係を並行して理解していく
自分の仕事だけ理解しても、組織全体を理解することにはつながりません。
確かに仕事をすれば、関係者とのつながりはできますよね。
そして、徐々にスムーズに回るようになると思います。
でも、これでは歯車の一員として 仕事をしているだけですよね。
どんどん無難な道を選択するようになってしまいます。
そこで、あえて難易度の高い仕事にチャレンジしてみるのです。
難易度の高いことを提案すれば、当然 関係部署・関係者からの反発を受けます。
自部署の関係者から受けることもあります。
また、今まで付き合いのない部署とも関わりを持ちます。
そうすると、ひとつの仕事に取り巻いている組織の機能がわかるようになります。
ひとつの歯車が何かをすると どこまでの歯車に影響を与えるのか がわかります。
組織がどう動いているのか、最も早く学ぶことができます。
私がまだ新人の頃の事例です。
世界初の技術を 量産ラインで製造する機会がありました。
自部署内でも反対を受けたのですが、私がやりたいと手をあげた案件です。
量産技術が全くない状況からのスタートです。
量産技術の方は、必死に見つけて製造ラインまで作りあげました。
ところが、製造ラインの前提となっていたところで問題発生。
それも、立ち上げ直前です。
むちゃくちゃに関係部署から叩かれました。
今まで付き合ったことのない部署もいます。
例えば、カタログにまで影響します。
エンジニアであれば、普段全く関与しない部署の人たちですよね。
当時は、大いに凹みました。
ただ、この一件で どういう組織が どのように動いているかを深いレベルで理解することができています。
私の事例は失敗談です。
失敗から学ぶことって、いっぱいありますよね。
何も 失敗しろと伝えているのではありません。
歯車の一員ではなく、何かにチャレンジすることです。
チャレンジが、組織を最も早く理解する方法だと私は考えています。
組織の戦略と戦術の関係を理解する
- 自部署の年度計画、見ていますか?
- 年に1回説明を受けて、それきりにしていませんか?
前段に書いたように、会社って ビジョンー戦略ー 戦術で 基本的には動いています。
そして、日々の仕事(オペレーション)は 戦略に基づいています、
つまり、あなたの仕事は 戦略を達成するために実施しているのです。
- でも、毎年同じようなことが書かれれているし
3年分の年度計画比べてみてください。
必ず変化はあります。
どの方向に舵を取っているのか 理解することができます。
そして、自分の仕事が どの戦略に基づいているかを結びつけましょう。
解像度高く組織を理解していれば、位置付けは理解できると思います。
大概は、複数の戦略に関与していると思います。
戦略がわかれば、自分の仕事をどうすれば良いのか 考えることができますよね。
こうして、視野を高くして考えることを学ぶのです。
私は、全く分野の違う2部門に異動しています。
その際、必ず3年分の年度計画を調べています。
「この部署は何がしたいのか」理解できれば やることも見えてきますよね。
そして、その中で 自分がやりたいことも出てきます。
やりたいことが見つかれば、後はやるだけですよね。
また、方向がわかれば 戦略自体も新たに考えることもできます。
そうすれば、考えた戦略を 年度計画に載せることもできます。
まとめ
会社でも、自分のやりたいことを実践することができます。
そのためには、自部署を解像度高く理解することです。
今回は、私の経験から 組織を解像度高く理解する方法について紹介しました。
- 自分の仕事は、1年で理解する
- チャレンジをして、関連業務との関係を並行して理解していく
- 組織の戦略と戦術の関係を理解する
せっかく会社に勤めているのならば、自分がやりたいこと やってみませんか。