まずビジョンを描こう!指針があればアイデア・戦略・戦術は自ずと出てくる

ビジョン:ありたい姿を描けば、指針が決まります。

行きたい方向が決まれば、そのためのアイデアは いっぱい出てくるものです。

私の場合は、何かをやる場合にはコンセプトから入ります。

そのコンセプトを絵に描いたものが 私にとってのビジョンです。

絵いうことは、相当に解像度高くイメージがないと描けないですよね。

私は、そこまで落とし込むのがビジョンだと思っています。

今回は、ある分野で新たなビジネスモデルを構築した実践事例について紹介したいと思います。

尚、実際の絵に関しては 機密保持の観点・今でも応用可能であることから 記載は割愛させていただきます。

コンセプトを考える

ある分野、仕事のやり方が ずっと変わっていません。

何をするにも、過去踏襲です。

デザインの要望に従って、設計・評価し世の中に出すことが仕事の分担。

その範疇でしか 仕事をしません。

問題が起これば 再現実験をして、少しでも良い方法を選択することの繰り返しです。

なんで選択した方が良いのかは、多分こういう理屈だろうです。

こんな分野で仕事をしていて、楽しいでしょうか?

毎日、同じことの繰り返しですよね。

メンバーの不満を 結構聞きます。

また、関係部署からは ○○村と言われていました。

変わらない分野の象徴的な呼び名ですよね。

私が考えたコンセプトは、以下です。

  • 農耕部落から情報分野へ(農耕社会から情報化社会へ)
    • 全てのやり方を変える。そして、常に進化する。

尚、私は ほとんどボトムアップで仕事をしています。

この事例も 誰からか命じられた訳でもなく、私がやりたいから実践しています。

ビションを描く

コンセプトから導いて、全ての業務がデジタルで動いている世界を描いていきます。

また、そのために必要なインフラも描きます。

例として、以下を描いています。

  • デザインから受け身の仕事ではなく、一緒にデザインする
  • 設計・評価を同時に行う
  • 技術ノウハウを蓄積・共有する

生き生きと楽しく仕事をしている姿を 絵にしています。

なので、業務シーンを中心に描いている部分が ほとんどです。

一方で、デジタルとは 全く無縁の分野のビジョンです。

できる・できないは、全く考慮していません。

本当に「ありたい姿」を描いています。

もちろん、その時代の会社の方針も 反映させています。

  • 開発期間の短縮化
  • 業務の付加価値化・効率化

などですね。

A3で読める(見える)大きさで描いています。

これぐらいの粒度が 重要なポイントを網羅できるサイズだと思っています。

戦略・戦術を考える

デジタルにするには、数値に置き換える必要があります。

「数値が正」にしないと、なにも始まらないのです。

一方で、今まで数値には 全く無縁の分野です。

どこから置き換えていくか ですよね。

私は、最もインパクトがあり 最も変革を伴うところを選ぶべきと考えています。

小さな領域からスタートしては、時間がかかり過ぎると思うからです。

実際、この分野の最もメジャーな仕事を 数値化に選択しています。

これでターゲット領域も決まりました。

後は、どう数値化していくか・それをどう利用していくかのアイデア出しになります。

ここまで読んできた方は、ここが重要と思うのかもしれません。

でも、違うのです。

世の中・もちろん社内も含めて、同じようなことを考えている人 結構います。

参考になるものは、実は いっぱいあるのです。

そして、アイデアは 次のアイデアを生みます。

確かに最初は、ひとつひとつ数値化するという地味な作業から始まります。

地味な作業を繰り返す。

そうしていると、ある日突然 突破口が見つかることもあります。

私の場合は、たったひとつのデータからでした。

そこから一気に、ビジョンへの道がひらけました。

ビジョンを描き それに対する戦略を考えれば、ターゲットは絞られています。

アイデアは、ターゲットだけに焦点を当てることができます。

そこだけ考えていると、ちょっとしたきっかけで意外と出てくるものなのです。

アイデアって、既存の考え方の組み合わせって言われますよね。

また、見方を変えるだけとも言われています。

それに、全て自分だけで考える必要もないです。

今回、細かい戦略や戦術については 記載しませんでした。

全く新たなことを始めています。

先ずは 突破口となる大きなアイデアを見つけるまでは 考えようがなかったという理由があります。

実際は、突破口が見つかった後に 技術のロードマップとそれによってできる仕事の姿を作っています。

まとめ

ビジョン:ありたい姿を描けば、指針が決まります。

行きたい方向が決まれば、そのためのアイデアは いっぱい出てきます。

今回は、ある分野で新たなビジネスモデルを構築した実践事例について紹介しました。

  • コンセプトを考える
  • ビションを描く
  • 戦略・戦術を考える

ビジョンを描き それに対する戦略を考えれば、ターゲットは絞られています。

アイデアは、ターゲットだけに焦点を当てることができます。

アイデアは、制約がある方が出てきます。

先ずは、ビジョンを描きましょう。