会社で「相談される人」になるには!2つの原則を守ろう
私は、相談を受けることが多いです。
特に、会社時代は 自部署・他部署・仕入れ先問わず ほぼ毎日のように受けてきました。
また、他の誰かに相談に行った後に 受けることもあります。
そういう時は、愚痴から始まりますよね。
「あんな奴に相談するんじゃなかった」
「聞いてよ。相談したら こんなこと言われた」
こんな経験から、会社で「相談される人」になるための2つの原則について 紹介したいと思います。
前提:経歴と醸し出す雰囲気
そもそも仕事で成果を出していない人に 相談することはないですよね。
会社に来て 淡々と指示された自分の仕事だけをこなして帰る人にも 相談しないですよね。
また、成果だけでは 相談される人にはなりません。
例えば、以下のような人いますよね。
- 徹底的に論破して成果をあげている人(威圧も含む)
- 他人の成果を横取りして成果をあげている人
多分、即答で名前をあげられるのではないでしょうか。
意外と周りの人って、仕事ぶりをみているものです。
また、経歴って その人の醸し出す雰囲気にも影響します。
仕事で成果を出している人は、楽しい雰囲気を醸し出しています。
自分だけの仕事に没頭している人は、余裕がないですよね。
その人の醸し出す雰囲気って、周りにも影響を与えています。
どちらと一緒に仕事がしたいか、考えるまでもないと思います。
それぐらい人って観察しているのです。
逆に、相談されるひとの特徴は以下だと思います。
- 専門性もあり成果をあげながら、関係する業務もよく知っている。
- 関係する人と協調して仕事をしている
- 楽しい雰囲気がある
こういう人ならば、相談してみようと思いませんか?
原則1:とにかく話しをよく聞く
相談は、人に話を聞いて欲しいから来るのです。
ここが一番のポイントです。
解決策を提示してほしいのは、あくまで2番目です。
とにかく、ひたすら話を聞いてあげることです。
最初は、バーっと自分の話したいことを話し始めます。
聞いてほしいことを一気に吐き出すという感じですね。
それを しっかり聴きましょう。
特に、感情が入った言葉を大切にしましょう。
「それが嫌なんだね」
「そこが苦しいんだ」
同じように感情言葉で、返しましょう。
テクニック的には 傾聴になるのですが、テクニック以前に相手の感情を受け止めることが大切です。
感情に共感なくして、理解なし です。
そして、相手を理解しなくては 解決案なんて出てきません。
話しを感情で受け止めれば、相手も段々と冷静になってきます。
意外と自分の中で解決策が浮かんでいることが多いのです。
尚、一番最悪なのは 話し始めた途中で遮ることです。
「もっと要点を話してくれ」
「問題点を教えてくれ」
それができるのだったら、わざわざ相談になんて行かないですよね。
相談ではなく、こうしたいっていう報告になると思います。
なぜなら、自分で解決策まで考えることができるからです。
ちなみに、他の誰かに相談に行った後に私に相談にきた人の多くは「話しを聞いてくれなかった」です。
原則2:論理だけではない解決案を一緒に考える
私は、相談を受けた時に 解決策を提示することはありません。
そもそも一つの解決策なんてあると思っていません。
感情を論理で対策するのは 無理と思っています。
なので、相手の感情を汲んだ解決案を いくつか提示します。
そして、一緒に考えます。
こういうことをする手もあるけど、それではあなたの感情は少し良くなるだけかなあ
こんな感じです。
当然 仕事なので、自分の感情だけが優先でないことは 相手もわかっています。
いくつか案を出し合って共に考えれば、解決案はいくつか出てくるものです。
私の場合は、基本的には 相談はここで終わりにしています。
最後に選択するのは、当人に任せています。
自分自身の業務なので、私が決めることではないからです。
数日経った頃に、結局どうした?って 聞くぐらいです。
その時は、大体 笑顔で答えてくれます。
これが「相談にのった」ということなのだろうと、私は思っています。
尚、一番最悪なのが「俺が解決してやろう」という方法です。
私が決めた通りにやれってやつですね。
相手の感情を全く無視しています。
これでは、「私を理解してくれなかった」「押しつけられた」と感じます。
もう相談するのはやめようと思うのは、当然だと思います。
まとめ
今回は 私の会社時代の経験から、会社で「相談される人」になるための2つの原則について紹介しました。
- 原則1:とにかく話しをよく聞く
- 原則2:論理だけではない解決案を一緒に考える
私は、会社時代は 自部署・他部署・仕入れ先問わず ほぼ毎日のように受けてきました。
相談を受けることは 信頼です。
そして、相談を受けた方も相談した方も 信頼はさらに強くなるのです。
「信頼」関係を築き、楽しく仕事をしましょう。
ちなみに 私は、 この原則を 今でも貫いています。