できない理由を言う人を大切に!有効に付き合い活用する方法とは

(2025/4/15 更新しました)
できない理由をいっぱい挙げる人、身近にいませんか?
批判的・評論的な意見を言う人です。
特に、何か新しいことを始めようとしている時に出会う人たちですよね。
では、彼らと どう付き合っていますか?
- 反対勢力なので、近くには寄らない。避けて通る
- モチベーションが下がるので、話しをしないようにする
- 話しかけてきても、話題を変える
こうした姿勢、もったいないと思います。
できない理由をいっぱい挙げることができるのは、よく知っているからですよね。
今回は、私の経験から「できない理由を挙げる人との付き合い方・活用方法」について紹介します。
実際に 私自身がアイデアをブラッシュアップする際に 実践してきた経験に基づきます。
できない理由を挙げる人の2つのタイプ

ビジネスの世界では、経験上2つのタイプに分かれると考えています。
失敗を恐れる心からの自己防衛タイプ
このタイプの人が理由を挙げてしまう背景には、「失敗への恐れ」が存在します。
人は失敗することで自身の価値が傷つくのではないかという不安を抱えがちです。
その不安を隠すために、「できない理由」を並べて、最初からリスクを回避しようとするのです。
また、「できない理由ばかり言う人」の中には、プライドが高く、自身の失敗を認めたくないという心理が働く場合があります。
このような人は、周囲の目を過度に気にするため、完璧であろうとする傾向が強いのです。
その結果、責任を回避しようとする自己防衛として「できない理由」を並べてしまうのですね。
新しいことへの抵抗感が強いタイプ
このタイプの人は、組織のベテランクラスに多いです。
組織の中で多くの仕事をやってきた経験・実績がある人たちですよね。
過去の成功体験をいっぱい持っていますし、何より今を作ってきた人たちです。
自分たちが作り上げたものを否定されることへの抵抗感があるのですよね。
また、自分自身の経験の延長線上で ものごとを捉えます。
新しいことって、自分自身の経験の枠外にありますよね。
なので、出会うと 本能的にとっさに自分の城を守ろうとしてしまうのですよね。
そして、「できない理由」を挙げるという行動を 取るのでしょう。
タイプ別の付き合う姿勢
失敗を恐れる心からの自己防衛タイプの場合
「失敗を恐れる心からの自己防衛タイプ」の場合、付き合うのは時間のムダです。
失敗を恐れる人たちからは、消極的な「できない理由」しか聞き出せません。
また、逃げている人たちには、当事者意識も全くないですよね。
彼らは、放っておきましょう。
新しいことへの抵抗感が強いタイプの場合
このタイプの人たちが「できない理由」をいっぱい挙げることができるのは、よく知っているからです。
であれば、活用すべき人だと思いませんか?
ある意味 知恵袋なのです
一方で、できない理由を挙げる人の多くは、本当は「やればできる人」だと思っています。
それだけ多く気づくということは、解決策も多く挙げられるでしょう。
ただ、自らは行動しないだけだと考えています。
とても残念ですが、人を変えることはできません。
でも、あなた自身を変えることはできます。
できない理由を挙げる人との付き合い方
新しいことへの抵抗感が強いタイプの活用方法
新しいことへの抵抗感が強いタイプの人たちは、知恵袋です。
先ずは、せっかくの知恵袋が身近にいることをラッキーだと思いましょう。
そして、「できない理由」を全て挙げてもらいましょう。
私の経験上では、本当に新しいアイデアであれば、できない理由を10以上は 普通に挙げてくれます。
できれば、あなた自身が考えている「できない理由」をぶつけてみると良いです。
多分、そこを起点として さらに挙げてくれるものです。
そうすると「できない理由リスト」が出来上がります。
これは、貴重な経験・ノウハウに基づいたリストなのです。
私は、自身のアイデアをブラッシュアップする際に 時折 付き合ってもらっていました。
対象となるアイデアの領域によって、大体どの部署にでも 一人はいるものです。
また、通常 年上ですよね。
後輩が わざわざ「できない理由」を挙げる人に「できない理由」を教えに請いに行くのです。
話しはしてくれますので、飛び込んでみましょう。
私の経験では、喜んで話しをしてくれる人ばかりでした。
付き合う際の注意点
付き合う際の注意点は 以下3つです。
教えてもらう姿勢そのものですね。
- 真摯に教えてもらうという姿勢で臨む
- 話している最中に反論しない
- できるだけ挙げてもらうように、いろいろな視点を提示する
「できない理由」を挙げる人を 感謝すべき人だと考えましょう。
また、何回か繰り返せば 信頼関係も生まれます。
最初は「できない」と言っていても、アイデアが進むにつれて 後から助けてくれたりすることもあります。
できない理由を聞いたら、当然対策を織り込みますよね。
要は、忠告を聞いていた ということになります。
ある意味、「できない理由」を挙げる人も 仲間・同志になっているのです。
「できない理由リスト」の活用方法
新しいアイデアを実践しようと考えているならば、あなた自身でも「できない理由」を考えていますよね。
挙げたもらった「できない理由リスト」と比較してみましょう。
あなたの「できない理由」と同じか それ以下であれば、アイデアは実践できますよね。
それらを踏まえて考えたアイデアになっているからです。
あなたの「できない理由」以外の「できない理由」は リストの中ににあるでしょうか?
もしそうであれば、その対策を考えれば良いのです。
それにより、成功の確率が高まります。
「できない理由リスト」は、成功のためのリストでもあるのです。
但し、ひとつ注意することがあります。
あまりにも重箱の隅を突くような「できない理由」に振り回されないことです。
アイデアの実践には、必ずリスクはあります。
取れるリスクの範囲内であれば、気にする必要はありません。
まとめ
あなたが、新しいアイデアを提案します。
必ず できない理由を挙げる人いますよね。
今回は、私の経験から「できない理由を挙げる人との付き合い方・活用方法」について紹介しました。
できない理由を挙げる人、実は知恵袋である場合があります。
身近にいる知恵袋は、避けるのではなく活用しましょう。