魅力をアップする!商品力を可視化し新たな価値を提案する方法とは
商品力、ビジネスで最も重要ですよね。
モノでもサービスでも、商品力があって初めて購入されます。
では、あなたのビジネスのモノ・サービスの商品力って何でしょうか?
今回は、商品力を可視化(見える化)することにより 魅力をさらに向上する・新たな価値を提案する方法について紹介したいと思います。
尚、マーケティングの話しではありません。
商品開発に適用し、技術(テクノロジー)を進化させるステップを紹介しています。
目次
商品力とは何か?
あなたは、何か購入する際 何を基準としていますか?
例えば パソコンを購入する際には、以前ならば スペックを比較していたと思います。
CPU速度やHD容量 必ず見ていましたよね。
今はどうでしょうか?
よほど特殊な用途で使用するのでなければ、値段ではありませんか?
スペック比較なんてそもそも行っていないと思います。
私は、Macを使っています。
購入動機は、Apple製品を使うことによる体験価値です。
それとメッセージ性でしょうか。
コト消費という言葉 すっかり定着しました。
人の感情に働きかける何かに 商品力の定義が変わってきていると実感しています。
商品力の指標とは?
では、商品力の指標って何でしょうか?
販売数量・お客様満足度アンケートでしょうか?
これら全て 結果ですよね。
販売してみたら売れた、サービスに満足してもらったという結果です。
結果から得られた指標は、現在・過去の成功を表しているだけであって 未来を創造するものではありません。
一方で、ビジネスは 常に未来を創造するものです。
商品力の指標とは、未来を創るものである必要あると考えています。
今回は、エンジニアリングの世界で 私自身が実践した事例をもとに 以下紹介したいと思います。
商品力を可視化する
事例は、視覚という商品力です。
クルマなので、このクルマに乗りたいというオーナーズシップに訴えるものです。
いわゆるデザインの領域になります。
完全に感性だと思いますよね。
主観が全てだと。
私も最初は そう思っていました。
でも、良いなあと誰もが思うものって ありますよね。
どうしてなのだろうというのが 私の疑問です。
愚直に測定器で いろいろな標本のデータを取り続けて行きました。
そして、説明できることに ある時 気づいたのです。
可視化する際の技術的ポイント
エンジニアであれば、測定器 いろいろ使ったことがあると思います。
また、今は Iotの進化もあり 取れるデータの質も量も増えています。
私自身の実例から、技術的ポイントは 以下2つだと思っています。
- 測定器のデータ(絶対値)を信じること
- 測定のデータ数を増やすこと
測定器のデータ(絶対値)を信じること
視覚のようなケースでは、測定器のデータと自分の主観が異なることがあります。
元々、視覚とは 各自の目のセンサーが捉えたものを 各自のフィルターを通して見ています。
育った環境とか その時点の置かれた環境によって 都合の良いようにフィルターをかけています。
測定器には、フィルターがありません。
測定器のデータを 先ずは信じることです。
測定のデータ数を増やすこと
多くの測定器は、数点の測定結果を表示します。
要は、点データです。
点では、特徴を捉えることはできません。
連続した点、要は グラフにできる数を取るのです。
グラフって、数学の基礎です。
ビジネスでも、グラフは 最強ツールですよね。
連続した線:グラフにすることにより、見えることは一杯あります。
私が気づいた商品力も グラフから読み取っています。
というよりも、グラフを見れば一目瞭然です。
可視化したデータから商品力の仮説を立てる
データで説明ができるのであれば、データから仮説を立てることができます。
データをいじって そのデータを可視化すれば、商品力を実際に見ることができます。
世の中には、視覚的に誰もが良いと思うもの 結構あります。
それらのデータを取れば、いじる方向もわかります。
こうして、商品力の仮説を検証し 目標を立てていきます。
仮説を立てるための技術的ポイント
デジタル技術というものは、こういう時に役立ちます。
データになっていれば、デジタル化が可能になります。
シミュレーション技術を開発できます。
私もシミュレーション技術で仮説を立てています。
目標が決まれば技術はついてくる
感性のままでは、どうしたら良いのかわからないですよね。
でも目標は、データになっています。
目指す方向が明確です。
目標が決まれば、エンジニアは達成手段を考えることができます。
例え大きな乖離があっても、その方向に向かう技術を考えることができるのです。
実際に、目標に向かって今も一歩づつ進んでいます。
そして循環を生み出すことができる
- 商品力を可視化する
- 目標を設定する
- 技術を向上させる(達成する)
このサイクルは、循環することができます。
実は、人の感性って 同じではないのです。
良いなあと思う目標も ひとつではありません。
また、従来とは全く異なる価値を見つけることも可能です。
今回紹介した事例は、現在も商品化されています。
残念ながら、当時立てた目標には まだ技術は達成できていません。
また、異なる価値も まだ見つけてはいないようです。
ただ、商品力を可視化し目標があれば、必ず達成することはできると思っています。
特に、エンジニアリングの世界では 重要なことだと考えています。
まとめ
商品力、ビジネスで最も重要ですよね。
ものでもサービスでも、商品力があって初めて購入されます。
今回は、商品力を可視化(見える化)することにより 魅力をさらに向上する・新たな価値を提案する方法について紹介しました。
私の実践した事例からの紹介であり、エンジニアリングを対象としています。
以下3つのステップについて紹介しました。
- 商品力を可視化する
- 目標を設定する
- 技術を向上させる(達成する)
そして、技術的ポイントとして、以下を紹介しています。
商品力を可視化する技術的ポイント
- 測定器のデータ(絶対値)を信じること
- 測定のデータ数を増やすこと
仮説を立てるための技術的ポイント
- データになれば、デジタル技術が使える
- シミュレーション技術を使う
未来は創り出すものですよね。
そのためには、目標を定めて進むことだと思います。
商品力を可視化できれば、目標は創ることが可能です。
今回は、エンジニアリングを対象として記載しました。
範囲は狭いですが、結局は ミッション・ビジョンに向かって突き進むことと 全く同じことだと考えています。
(2022/4/5 修正投稿しました)
実際に実施する際は、アジャイルで行うことになると思います。
以下に 参考投稿記事 掲載します。