ビジネスチャンスを掴む!ボトムアッププロジェクトが多い組織が強い理由
ボトムアッププロジェクト。
現場に眠っているアイデアを開花させるプロジェクトのことです。
現場の声を届ける唯一の方法とも言えます。
対比として トップダウンプロジェクトがありますよね。
さて、あなたの組織の問題は どこにあるのでしょうか?
ほとんどの問題は 現場にあります。
そして、アイデアの多くは 現場から生まれます。
いわゆる現場力です。
トップダウンプロジェクトだけでは、問題解決はできません。
私は、現場力をボトムアップで吸い上げる機会が多い組織ほど 新たなビジネスチャンスを掴むことができると考えています。
大きい会社ほど、組織は機能単位に分かれます。
最新のテクノロジーに接している・保有しているのは、各機能の社員です。
大きい組織ほど、各機能の社員が多いという利点があります。
中小の場合はどうでしょうか?
各機能に分かれているのは、変わらないと思います。
ただ、人数が少ないだけです。
かつては 大きい会社と中小とでは、情報の格差がありました。
ただ今では、最先端の技術も 探しに行けば 誰でもアクセスできます。
人数の問題は、もはや関係なくなりつつあります。
そして、1番の重要な事実は
アイデアは、先ずは たったひとりから生まれる ということです。
だとすれば、ボトムアップ重要ですよね。
現場の生の声を拾い上げることです。
多くの人を巻き込むことです。
少しだけ私自身を振り返ると、そもそも トップダウンでプロジェクトを起こしたことは ほとんどないです。
ボトムアップでアプローチしています。
現場の問題の吸い上げレベルだけでなく、新規事業でもボトムアップで始めています。
もちろん、トップダウンプロジェクトも大切です。
でも これからは同じ以上に、ボトムアッププロジェクトが大切です。
今回は、私の経験から ボトムアッププロジェクトがなぜ大切なのか、その意義について 紹介したいと思います。
尚、実施する際のポイントについては、別投稿していますので そちらを参照ください。
(下に投稿記事掲載します)
ボトムアッププロジェクトの意義
組織は ピラミッド階層、つまり トップダウンを前提に造られています。
なので、トップからの1方向が 正規ルートです。
一方で、業務は 現場で行われます。
そして、組織の最前線で問題は発生します。
トップマネジメントと現場の距離が離れているほど、乖離は大きくなります。
この乖離を埋めるのが、ボトムアッププロジェクトの1番の意義です。
今回は、以下3つの視点から ボトムアッププロジェクトを増やす意義について 紹介したいと思います。
ボトムアッププロジェクトが多い組織が強い理由がわかると思います。
- 現場にある気づきを 吸い上げることができる
- 各組織の現場だからこそ 見つけることもある
- ボトムアップが増えれば 組織が活性化する
現場にある気づきを 吸い上げることができる
ほとんどの問題は現場にあります。
問題は、現場の中で ふつふつ発酵しています。
煮えたぎっているという表現の方が、良いのかもしれません。
いずれ、どこかで爆発します。
また、環境の変化に いち早く影響を受けるのも 気づくのも 現場です。
その前に対策ができる人、現場の人たちです。
組織の中では、彼らのみ 状況に気づいています。
また、各組織・現場 もっと付加価値をあげることができます。
今やっていることに満足していない人たち、意外にいるものです。
彼らは、気づいています。
ボトムアップのアプローチは、これら気づきを吸い上げます。
気づき(生の声)をプロジェクトとして反映させます。
現場の人たちを巻き込みます。
そして、組織の価値を高めることができます。
私の経験の中でも もっとも実施しているプロジェクトの種類になります。
現場の声でできることは、業務改善・業務改革レベルだと思うかもしれません。
でも、今流行りのDXの出発点になることもあります。
事実、私自身が実践したDXの事例も ここが出発点です。
アイデアは、先ずは たったひとりから生まれます。
現場の気づきを拾いましょう。
ひとりひとりのアイデアを大切にしましょう。
ビジネスチャンスも、ここから生まれると考えています。
皆が考える組織、強いと思いませんか?
各組織の現場だからこそ 見つけることもある
各組織、多くは機能別に分かれていると思います。
例えば、トップダウンで 新規事業としてテーマが与えられたとします。
○○ブランドを立ち上げよう などです。
この場合、ブランドに どういう価値を与えるのかは、各組織・各機能です。
各組織・各機能だからこそ考えることができる価値があります。
各機能は、プロフェッショナルの集団です。
現場だからこそ見つけることができるアイデア、たくさんあるはずです。
ボトムアップのアプローチで、各組織・各機能が実行します。
プロフェッショナルとして、アイデアをぶつけ合います。
アイデア・価値を どんどん昇華させます。
そして、各組織・各機能の集合として ブランド価値の向上を図ることができます。
私も、各機能のひとりとして ボトムアッププロジェクトを実施したことがあります。
ブランド構築プロジェクトとして、ボトムアップで始めました。
誰かにお願いされたことではありません。
アイデアは、先ずは たったひとりから生まれます。
そして、プロフェッショナルだからこそ 昇華させ 実現できることもあるのです。
大きな組織を前提にしていると思われるかもしれません。
私の事例でいえば、たった3人です。
人数が少なくても、パートナーを増やしていけば良いのです。
ボトムアップが増えれば 組織が活性化する
トップダウンプロジェクトは、指示です。
指示に従う、労働に対する対価=給与という考え方です。
全てがトップダウンならば、指示待ち族だらけになってしまいますよね。
こんな組織からは、新しいものは生まれません。
特に昨今、現場の最前線重要です。
自主性がない現場では、お客様満足も得られないですよね。
ボトムアッププロジェクトが多く発生している組織、活力があります。
そもそも自ら始めたプロジェクトです。
当たり前ですよね。
ボトムアップが採用されている組織は、皆が考える組織です。
皆が考える組織、コミュニケーションが活発です。
そして、スパイラルに良い回転が生まれるものなのです。
まとめ
プロジェクトのほとんどは、トップダウンプロジェクトだと思います。
一方で、問題・課題に1番気づいているのは、現場です。
現場から声が上がること 大切です。
アイデアは、先ずは たったひとりから生まれます。
私は、現場力をボトムアップで吸い上げる機会が多い組織ほど 新たなビジネスチャンスを掴むことができると考えています。
今回は、私の経験から ボトムアッププロジェクトがなぜ大切なのか、その意義について 紹介しました。
組織は、ピラミッド階層、つまり トップダウンを前提に造られています。
なので、トップからの1方向が 正規ルートです。
一方で、業務は 現場で行われます。
この一方的コミュニケーションの乖離を埋めるのが、ボトムアッププロジェクトの1番の意義です。
今回は、以下3つの視点から ボトムアッププロジェクトを増やす意義について 紹介しました
ボトムアッププロジェクトを増やす意義
- 現場にある気づきを 吸い上げることができる
- 各組織の現場だからこそ 見つけることもある
- ボトムアップが増えれば 組織が活性化する
もちろん、トップダウンプロジェクトも大切です。
でも これからは同じ以上に、ボトムアッププロジェクトが大切です。
皆が考える組織、絶対に強いです。
それには、ボトムアッププロジェクトを増やすことだと思います。
(2021/2/3 更新しました)
参考投稿記事:ボトムアップでプロジェクトを起こすポイント