場・空間の設定!プロジェクトを活性化させるコミュニケーション創りとは
プロジェクトの成否は、ほとんどが 場・空間の設定で決まります。
必要なこととして、先ずは プロジェクト(プロジェクトリーダー)が信頼を得ることです。
そして、信頼を得るには 活性化するコミュニケーション創りが必要です。
私のプロジェクトリーダーとしての経験から コミュニケーション創りで大切にしていることを 5つ紹介したいと思います。
- プロジェクトのコンセプトを 常に共有する
- 先ず、自らが最初に話す
- 全員に発言してもらう
- 否定的な意見は言わない
- 対立軸の発言は、大いに歓迎する
以下、5つについて 順番に紹介したいと思います。
プロジェクトのコンセプトを 常に共有する
プロジェクトリーダーの役割として、「ビジョン・目標を示す」「語ってなんぼの世界」といったことを 以前の投稿で記載しました。
(下に投稿記事 記載します)
参考投稿記事:プロジェクトを成功に導く!信頼関係を築き人を動かす方法
参考投稿記事:プロジェクトリーダーの役割に悩むあなたへ!リーダーの役割の根本とは
メンバーの心をひとつにし、「さあ やっていこう」という連帯感を創る必要があります。
「思い」を共有することです。
全てのメンバーに「自分ごと」と思ってもらう必要があります。
メンバー個々の「思い」を 語ってもらう必要があります。
プロジェクトの推進力は、メンバー全員のやりたいと思う気持ちです。
そして、そのやりたいことは プロジェクトのコンセプトです。
プロジェクト期間を通じて、コンセプトを常に共有している状態を維持することが コミュニケーション創りの基盤(土台)です。
それには、常にメンバーを観察していることです。
気にかけていることです。
メンバーとは、週に何度も顔を合わせると思います。
私は 何か気になることがあれば、声かけすることをしています。
ちょっとした会話でも、そこから気づくこともあります。
また、プリジェクトリーダーは プロジェクトの意義(コンセプト)を 常に伝え続けることです。
プロジェクトの大切なメンバーであることを伝えることです。
先ず、自らが最初に話す
プロジェクトは、人が集まり実施されます。
さて、打ち合わせ開始。
先ずは、今日の打ち合わせのテーマからでしょうか。
実は 打ち合わせの前から、場・空間の設定は 始まっています。
この後に始まる打ち合わせの場を 和らげる必要があります。
本題に早く入りたいですよね。
多くの場合、バラバラと集まってきます。
その際に、ひとりづつ話しかけること。
効果あります。
話題はなんでも良いです。
世間話しでも、業務についてでも です。
プロジェクトの打ち合わせ前は、メンバーは通常の業務をしています。
困りごと・問題を抱えているのかもしれません。
なので、本題に入る前には リセットしてもらう必要があります。
先ず、自らが最初に話す。
効果あります。
これから始まる打ち合わせの場・空間を創りましょう。
全員に発言してもらう
一部の人の意見だけが反映される。
これでは、モチベーションに影響します。
それと、せっかく出るだろう発言も 埋もれてしまいます。
メンバーの数だけ、意見はあるものなのです。
また、意外と少数意見に重要な意味があることがあります。
経験したことないでしょうか?
打ち合わせの際に 誰かが言った「ぼそっとした一言」。
はっと思うこと あったと思います。
メンバーに
- こんなこと言っても 取り上げてもらえないなあ
- どうせ私の意見なんて
こういう思いをさせては、多様な意見は出てきません。
人間は、話しをしたい・聞いてもらいたい動物です。
話しかければ、なんらかの発言をしてくれます。
「どう思う?」でも、十分です。
答えづらいと思えば、「担当業務に置き換えたら どう?」と聞くのも 効果があります。
全員のメンバーの本音を引き出すこと 重要なことです。
否定的な意見は言わない
対立軸の発言は、大いに歓迎する
否定的な意見は言わない、これは当たり前ですよね。
否定的な意見を言わないこと、プロジェクト開始の最初の段階で宣言する必要があります。
もし、打ち合わせの最中に こうした発言があった場合には 指摘も必要です。
長いことやっていると、メンバーも わかるようになります。
「あっ、これダメだよね」こういう雰囲気を創ることです。
一方で、矛盾するようですが、対立軸の発言は 歓迎すべきです。
対立する意見が出てくること自体が、コミュニケーションが活性化している証拠です。
当然、個々に意見はあります。
意外と、そこから新たな発言に拡がっていくものです。
例えば、A案・B案で対立していたとします。
対立しているだけでは、先には進みません。
でも意見を出し合い、互いの根底部分を探ったりしていきます。
すると、A案・B案のいいところ取りであるC案が 現れたりすることもあるのです。
但し、煽ってはダメです。
これを、まとめていくのも リーダーの役目です。
まとめ
プロジェクトの成否は、ほとんどが、場・空間の設定で決まります。
プロジェクトの信頼関係を築く方法については、以前の投稿で紹介しました。
必要なこととして、先ずは プロジェクト(プロジェクトリーダー)が信頼を得ることです。
そして、信頼を得るには 活性化するコミュニケーション創りが必要です。
私が プロジェクトのコミュニケーション創りで大切にしていること、以下5つ挙げました。
コミュニケーション創りで大切にしていること
- プロジェクトのコンセプトを 常に共有する
- コミュニケーション創りの基盤
- メンバーを常に気にかけていること
- 大切なメンバーであることを伝えること
- 先ず、自らが最初に話す
- 打ち合わせの前に和らげること・リセットすること
- 全員に発言してもらう
- 話しかけること
- 本音を引き出すこと
- 否定的な意見は言わない
- 雰囲気を創りあげること
- 対立軸の発言は、大いに歓迎する
- 新たな発言を促すこと
プロジェクトは、人の集まりです。
コミュニケーションの活性化させ、同じ目標に向かってプロジェクトを動かしましょう!
(2022/9/5 修正投稿しました)