ビジネスコンサルタント活用の成功率を上げる方法【メリット・理由含む】
ビジネスコンサルタントに依頼して、効果出ているでしょうか?
ビジネスコンサルタントは、気づきを与えてくれます。
ただ、気づきを実行に移すのは 自らの組織です。
高い報酬を払うのであれば、少しでも成功確率上げたいですよね。
特に、これからは従来にない価値提案を 考える必要があります。
過去の延長線上にないビジネスを 考える必要もあります。
今回は、ビジネスコンサルタントの成功確率を上げるための方法について 私なりの考えを紹介したいと思います。
紹介する順番は、目次を見てください。
目次
ビジネスコンサルタントに依頼するメリット
ビジネスコンサルタントに依頼するメリットは、大きく2つです。
- 新しいアイデアを発掘することができる
- 一定の品質のアウトプットを 早く得ることができる
当たり前のことだと思われたかもしれません。
ただ、この基本を押さえることが重要なので、以下2つを まずは説明します。
新しいアイデアを発掘することができる
ビジネスコンサルタントは、多くの事例を蓄積し 横展開を基本とするビジネスです。
基本は、過去の成功事例に基づいています。
当オフィスも業種でいえば、ビジネスコンサルタントです。
蓄積した事例は、私自身の経験 + 事例研究 そしてアイデア蓄積をしています。
事例をたくさん知っていることは、応用が効きます。
元々アイデアは、既存のもの同士の組み合わせから生まれます。
組み合わせのキーワードを多く知っていることは、アイデアが出る確率も高くなります。
一定の品質のアウトプットを早く得ることができる
ビジネスコンサルタントは 、考えるためのフレームワークを持っています。
ほとんどのビジネス書籍で、フレームワークは紹介されていますよね。
いろいろな視点のフレームワーク、見たことがあると思います。
フレームワークは、いろいろな視点から結果を早く導き出すために使います。
一般的な組織における業務の標準化にあたるものです。
若いコンサルタントが、同じ品質を確保するために使われたりもします。
フレームワークの組み合わせによって、視点の広さと品質が確保されます。
以上2つ挙げましたが、これだけでもコンサルタントに依頼をすれば 必ずなんらかの気づきを得ることができるはずです。
では、なぜ成功しないのか 次に紹介します。
ビジネスコンサルタントだけでは成功しない理由
まずはビジネスの世界での事実は どうでしょうか?
ビジネスコンサルタントに頼めば成功するのであれば、世の中 成功ビジネスだらけですよね。
現実には、そうはなっていないです。
私自身は、成功しない理由は以下3つだと思っています。
- 横展開+αだけで通用できるほど 甘くはない
- 現場を深く理解していない
- 自らの組織で実行できない
以下 順番に紹介します。
横展開+αだけで通用できるほど甘くはない
世の中は多様化し、問題は複雑になっています。
そして、個々のビジネスで抱えている問題は それぞれ違います。
他で成功した事例を横展開+αするだけで成功するほど 甘いものではありません。
一時期 ベンチマークはやりましたよね。
ベストプラクティスを取り込もうというものです。
結局真似してダメだった事例 結構見ています。
組織の成り立ち・文化は、それぞれ異なります。
ベストプラクティスは、組織の成り立ち・文化の上で成り立っています。
簡単に真似できるものではありません。
私は、ドイツの工場を見学したことがあります。
そもそも工程設計の根底にあるコンセプトが 日本とは異なります。
真似すれば、確実に大失敗です。
現場を深く理解していない
ビジネスコンサルト側・依頼するクライアント側の両方の問題だと思います。
ビジネスコンサルタント、本当に現場を知らないことが多いです。
私は元会社での仕事上、コンサルタント会社と接触する機会が多くありました。
日本を代表するコンサルタント会社のほとんどを知っています。
彼らから直接説明を受けたり、経由して資料を見たりしています。
この際のほとんどは「だから何?」です。
ひどいのだと ○○株式会社様を△△株式会社様に置き換えて利用できるようなものもあります。
これでは高い報酬払っている意味ないですよね。
ビジネスのアイデアは、現場に眠っていることがほとんどです。
そして、個別具体的なアイデアにするには 現場を知らなければできません。
自らの組織で実行できない
良いアイデアを提案されても実行できなければ意味がありません。
実行という意味は、実際に実務として適用されることを指しています。
ビジネスモデルであれば、実際にそのビジネスモデルとして組織が動くことです。
コンサルト会社 報酬が高いこともあり、最後まで面倒を見るケース少ないと思います。
であれば、自らの組織で達成しないといけません。
でも、どんどん最初に掲げたコンセプト・アイデアは 萎んでいきます。
そして、結果として成果物が 当初と全く違うものになります。
1番の理由は、上記2つの結果として 目標・コンセプトが曖昧だからだと考えています。
私が在籍していた大会社でさえ、幾度となく見ています。
ビジネスコンサルタントで成功の確率を上げる方法
上記であげた3つの問題を解決するには、以下2つが重要ですよね。
- 現場を理解し、アイデアを個別具体的にすること
- 目標を掲げ、確実に実行に移すこと
以下に紹介します。
現場を理解し、アイデアを個別具体的にすること
ビジネスのアイデアは、現場に眠っていることがほとんどです。
これを引き出す必要があります。
コンサルタントに依頼するのであれば、現場を知ってもらうことです。
必ず打ち合わせの場には、現場の最前線の人を同席させ 語ってもらうことです。
また、お客様との接点の現場があれば 一緒に観察することです。
こう言うと、コンサルタントの新鮮なアイデアをダメにすると思われるのかもしれません。
でも、これは逆です。
アイデアは、既存のものの組み合わせと前述しました。
現場を理解することにより、組み合わせの数を増やすことができます。
そして、出てくるアイデアも より個別具体的になっていきます。
コンサルタントの2つのメリットが最大化されるのです。
目標を掲げ、確実に実行に移すこと
これは説明いらないと思います。
プロジェクトマネジメントそのものですよね。
プロジェクトマネジメントは、このための技術です。
アイデアが個別具体的になっていれば、プロジェクトの構想は出来上がっています。
確実に成果に結びつけるように、プロジェクトを実行することです。
構想が具体的になっていれば、プロジェクトの成功確率は 必ず上がります。
今回挙げた2つは、ビジネスコンサルタント + プロジェクトを意味しています。
ビジネスコンサルタントで 個別具体的な新たなビジネスを発掘し、そして具体的な構想をもとにプロジェクトで実行する。
これが成功の確率を上げる方法だと考えています。
まとめ
これからは従来にない価値提案を考える必要があります。
ビジネスコンサルタントは、気づきを与えてくれます。
ただ、気づきを実行に移すのは 自らの組織です。
今回は、ビジネスコンサルタントのメリット そしてビジネスコンサルタントだけでは成功しない理由を取り上げ、成功確率を上げるための方法について紹介しました。
ビジネスコンサルタントに依頼するメリット
- 新しいアイデアを発掘することができる
- 一定の品質のアウトプットを 早く得ることができる
ビジネスコンサルタントだけでは成功しない理由
- 横展開+αだけで通用できるほど 甘くはない
- 現場を深く理解していない
- 自らの組織で実行できない
ビジネスコンサルタントで成功の確率を上げる方法
- 現場を理解し、アイデアを個別具体的にすること:最前線の現場の声を拾うこと
- 目標を掲げ、確実に実行に移すこと:プロジェクト化し、プロジェクトマネジメントを駆使する
ビジネスコンサルタント + プロジェクトよって、新たなビジネスを発掘し そして実行することができると考えています。
当オフィスが、プロジェクト支援オフィスとしている理由も ここにあります。