個人・組織を活性化させる!自己変革する組織への4つのステップ
(2022/3/2 修正投稿しました)
見える化の意義は、皆で共有することです。
共有は、個人・組織を活性化させ 連鎖を起こすことができます。
自主的・自律的に考え 改革・改善する組織、重要なマネジメント課題だと思います。
今回は、見える化の意義でもある「自己変革する組織への4つのステップ」を紹介したいと思います。
また、これからは、現場の最前線 大切です。
組織の最前線で、自ら考え、行動する。
こういう組織を、見える化は 促進します。
組織・各担当の業務(存在)を理解すること
最近、以下のようなこと 感じませんか?
「席が隣の人が、何をやっているのかわからない」
「この業務って、やる必要があるんだろうか?」
多くの組織では、どんどん業務が 細分化されてきています。
そして、業務は、追加される一方だと思います。
これでは、誰が何をやっていて どうつながっているのか、わからなくなって 当然です。
マネジメントにも影響します。
手を差し伸べるにも 業務がわからなければ、解決方法もわかりません。
それと、組織のメンバーは 歯車のひとつになっている感覚を 持っています。
モチベーションにも影響しますよね。
見える化は、これら問題を解決します。
見える化は、各組織・各担当の役割・目的を 明確にするものです。
組織の役割・目的なんて、当然わかっているよ という方 多いと思います。
でも、少し考えてみてください。
あなたの後工程、満足しているでしょうか?
部分最適になっていないでしょうか?
全体でみた場合に、組織間で抜けているところ ないでしょうか?
また、当然わかっている役割・目的、組織内で 浸透していますか?
組織は単独では存在しません。
相互関係・相互依存で成り立っています。
高付加価値、効率運用、全体最適 必要ですよね。
組織での役割・目的がわかれば、組織・各担当の業務に対する意味づけができます。
モチベーションも上がると思います。
他部署・関係する人たちとのつながりがわかれば、相手に対する思いも 変わります。
そして、次のステップへの意欲も湧く と思います。
必要なものは何かを考えること
意味づけができれば、必要なことは何か がわかります。
その業務の最も重要なコア部分を 理解することができます。
人間は、工夫する生き物です。
理解したら、考えますよね。
絶対に必要なこと・最低限必要なこと・もしかしたら必要ではないこと、区別をすることができます。
見える化は、この工夫を生み出します。
今まで、モヤモヤしてきたこと・疑問に思ってきたことなど、
「あっ、そうだったんだ」と気づきます。
そして、見える化の最大の意義「自己変革への大切な礎」ができあがります。
取り除く、減らすこと
見える化によって、自己改革への大切な礎ができました。
この時点で、モチベーションは、以前と比べて 確実に上がっていると思います。
工夫すべき点にも、気づいています。
ここからが重要です。
見える化の直接的な効果は、ここからになります。
せっかく生まれた工夫を 成果につなげることが大切です。
個々人が考えた工夫を 吸い上げることが必要です。
先ず最初は、効率化の案件が 上がってくると思います。
取り除く・減らす案件です。
見える化が、最も得意とするところです。
もう既に、見える化によって、業務は見えています。
そして、考えた工夫もあります。
後は、関係部署・関係する人たちとのコンセンサスを得て、新しい業務として
改革する・改善するだけです。
そして、最後に 新しい業務を見える化し、共有することです。
標準化とも言いますよね。
これを怠ってはいけません。
あいまいのままでは、また元に戻ります。
「そんなこと聞いていない」結構あると思います。
見える化は、最後までやりきることに 意味があります。
また、次の業務改革・業務改善のための大切な礎になります。
せっかく、ここまでやってきました。
一度ではなく、連鎖を起こすことで 組織が活性化します。
せっかく、ここまでやってきました。
一度ではなく、連鎖を起こすことで 組織が活性化します。
増やす、付け加えること
最後に、業務の価値を高めることに 触れます。
既に 見える化によって、何が必要か わかっています。
その必要なものは、さらに強化するもの かもしれません。
また、今不足していて もっと必要なものも あるかもしれません。
見える化では、「増やす、付け加えること」を議論することができます。
既に、関係部署・関係する人たちは わかっています。
お互いが話し合うことによって、見えてくるものがあります。
「送ってくれた情報に、こういう情報がないから、こちらで調べて足しているんだよ」
「えっ、そんなことしているんだ。その情報なら、こちらで持っているよ」
こんなケースは、いっぱいあります。
ここまでやりきることができれば、関係部署・関係する人たちとの絆ができます。
連鎖が起こる環境も でき始めています。
継続的な関係を創りましょう。
継続は、自己変革できる組織の基本です。
まとめ
今回は、見える化の意義である「自己変革する組織への4つのステップ」を紹介しました。
ステップであり、順番を紹介しています。
Step1:組織・各担当の業務(存在)を理解すること
見える化は、各組織・各担当の役割・目的を明確にするものです。
組織での役割・目的がわかれば、組織・各担当の業務に対する意味づけができます。
そして、他部署・関係する人たちとのつながりがわかれば、相手に対する思いも 変わります。
Step2:必要なものは何かを考えること
意味づけができれば、必要なことは何か 考えるようになります。
人間は、工夫する生き物です。
見える化は、この工夫を生み出します。
そして、見える化の最大の意義、自己変革への大切な礎が 出来上がります。
Step3:取り除く、減らすこと
せっかく生まれた工夫を 成果につなげます。
先ず最初は、効率化の案件「取り除く、減らす」が上がってきます。
既に 見える化によって、業務は見えています。
新しい業務として改革する・改善しましょう。
そして、新しい業務を見える化し、共有することです。
連鎖を起こすことです。
Step4:増やす、付け加えること
最後に、業務の付加価値を高めます。
これまでの土台があれば、「増やす、付け加えること」を議論することができます。
関係部署と継続的な関係を創りましょう。
見える化は、単なる手段と思われがちですが、実際は、個人・組織を活性化させるものです。
活性化した個人・組織は、連鎖を起こすことができます。
そして、継続により 自己変革できる組織になっていきます。