プロジェクトリーダーの役割に悩むあなたへ!リーダーの役割の根本とは
初めてプロジェクトリーダーになったあなた、日々 自身の役割について悩んでいるあなた、
プロジェクトリーダーの役割って なんだと思いますか?
ひとことで言えば、人を動かすことです。
課題解決・進捗管理などの役割も 確かに必要ですが、プロジェクトは 人の集まりです。
集まったメンバーで成果を出す必要があります。
人を動かすこと 当然ですよね。
では、どうしたら人は動いてくれるのでしょうか?
ここが プロジェクトリーダーの1番の悩みどころだと思います。
今回は、プロジェクトリーダーの役割の根本である「人を動かす」について、私なりの考えを紹介したいと思います。
プロジェクトリーダーの役割は、プロジェクトを管理することです。
一般に、プロジェクトマネジメントといいますよね。
プロジェクトマネジメント、簡単に言えば 予算・品質・日程をバランス良く管理し、目的を達成することです。
プロジェクトマネジメントの書籍一杯出ていますよね。
プロジェクトリーダーになった際に、一度は読んでいると思います。
ただ、記載されている内容どうでしょうか?
どういう手順でどういう成果を出すといった手法の説明が一般的です。
また、成果物を出すために、どんなメンバーでどう決めていくかチーム・ビルディングの説明もあります。
でも、手順・手法だけでは、実際にどう動かしていくのか わからないのではないでしょうか。
私自身も、PMBOK勉強しています。
なのでいろいろな手法を理解しています。
でも、長年プロジェクトリーダーをやっている経験から言わせてもらうと、
実際にプロジェクトを動かしていくのは 手法だけではありません。
私は、プロジェクトリーダーの最も重要な役割は 以下3つだと思っています。
- ビジョン・目標を示す
- 利害を調整し メンバーを引っ張る
- 参加したメンバーを 成長させる
どれも「人を動かす」に関係しています。
今回は この3つについて、私自身の生の声を紹介しながら 説明したいと思います。
ちなみに「人を動かす」著名な書籍出ていますよね。
最近、改めて読み返してみました。
ここに記載されていることは 本当にその通り!だと思います。
一度読んでみることおススメします。
ビジョン・目標を示す
まずは、私自身の生の声を紹介したいと思います。
正直、プロジェクトリーダーは ずっと語るのが仕事 というのが実感です。
社内でも 仕入れ先にでも、常に語っていました。
語るという表現ですが、本当に熱く語るのです。
プレゼンでは ありません。
絶対にこの方向で間違いない、そう思ってもらわなければなりません。
もちろん、自分自身も そう信じている必要があります。
自分自身の思い、コンセプトがもっとも大切です。
自分自身が 強いコンセプトを持っていなければ、他の人を納得させることはできないです。
それでも、プロジェクトの方向がずれることもあります。
その際は、もっと熱く語る、これに尽きます。
根性論のように感じるかもしれないですが、思いが人を動かします。
正直、プロジェクトリーダーは 語れてなんぼの世界なのです。
以上が、私自身の経験からの声です。
さて、どう思われたでしょうか?
リーダーになった冒頭から 語ることなんてムリと思われたかもしれません。
でも、私自身も最初から語れたわけではありません。
私は、ほとんどのプロジェクトを自分自身で起こしています。
最初は、少しの根本的な疑問が出発点です。
この段階で語れることは、「なんでこんなことしているの?」レベルですよね。
ここから「こうしようよ」の姿を描いていきます。
コンセプトを見つけていきます。
「なんでこんなことしているの?こうしようよ」
荒削りですが、この段階になって語りかけます。
まだ語るというよりは、話すに近いかもしれません。
ただ、根本的な疑問って、人を引きつける力があります。
賛同者必ず出てきます。
賛同者がいれば、コミュニケーションの輪ができます。
そして、ビジョン・目的も ブラッシュアップされていきます。
語ることばにも、力がつきます。
語ることによって、やがて物語になっていきます。
Project Xという番組がありましたが、実際にプロジェクトリーダーをやっていると
この番組のような経験できます。
あなたのプロジェクト、目的は決まっているのかもしれません。
目的を自分自身のことばで 語ってみてください。
目的に意味があれば、必ず賛同者は出てきます。
語ることばに力をつけていきましょう!
プロジェクトリーダーは、語れてなんぼの世界なのです。
そして、物語を創って欲しいと思います。
利害を調整し メンバーを引っ張る
まずは、私自身の生の声を紹介したいと思います。
プロジェクトでは必ず、衝突は起きます。
メンバー間、社内、仕入れ先など 関係するあらゆるものに 衝突は起きます。
利害調整は、メンバーのモチベーション、そしてプロジェクトそのものの成果に直結するものです。
プロジェクトのメンバーは、いろいろな部署から集められます。
なので、プロジェクトリーダーの指揮権 意外と微妙なのです。
メンバー各々、直属の上司がいますよね。
正直、信頼関係で成り立っているもの です。
利害調整を一言で言えば、プロジェクトリーダーが持つコンセプトが判断の基準です。
そのためには、揺るぎがないコンセプトを持っている必要があります。
信頼関係が崩れたら、推進力一気に落ちます。
こうしたプロジェクト、結構見ています。
信頼関係があって成り立つ世界なのです。
以上が、私自身の経験からの声です。
さて、どう思われたでしょうか?
利害調整に悩んでいるプロジェクトリーダー多くいると思います。
それぐらい利害調整は、プロジェクトマネジメントの肝なのです。
私自身も常に悩んでいました。
あなただけではありません。
重要なのは、信頼関係です。
リーダーが ブレまくっていたら、信頼関係なんて すぐになくなります。
リーダー自身が 揺るぎないコンセプトを持ち、維持することです。
そして、判断します。
利害調整・コンセプトの創り方については、別投稿しています。
そちらを参照ください(下に投稿記事掲載します)
参考投稿記事:プロジェクトマネジメントの肝!利害調整で心掛けるポイントとは
参考投稿記事:プロジェクトの羅針盤!コンセプト・コアコンセプトの作成方法・決定方法
参加したメンバーを成長させる
まずは、私自身の生の声を紹介したいと思います。
私は、組織として考えた場合 参加したメンバーを成長させることが一番重要なのでは と思っています。
せっかく集まってくれたメンバーです。
そのプロジェクトで成長してもらわなければ、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
促すではなく、実際に成長することが大事です。
信頼関係で成り立っているものです。
分担を考えたり、視点を与えたり、成長する機会を創る必要があります。
それと、本当に信頼関係があれば、メンバーの方から手を挙げてくれます。
本当にリーダー自身は、時間がありません。
なので、常に意識しておく必要があります。
また、組織では、次のサイクルを廻す必要もあります。
プロジェクトは、それで終わりではありません。
これから組織の問題のほとんどはプロジェクトで解決する時代になっていくと思います。
プロジェクトがスパイラルに進化する環境を創るのも プロジェクトリーダーの重要な役目です。
それと、一度やると、 プロジェクトリーダーずっと回ってくるものです。
信頼関係は、維持する必要ありますよね。
以上が、私自身の経験からの声です。
さて、どう思われたでしょうか?
プロジェクトに参加するメンバーは どういう思いで参加しているのでしょうか?
モチベーションに関係する重要なポイントですよね。
私自身は、「プロジェクトを通して成長を感じ、成果を分かち合いたい」 ことだと思っています。
では、そのために何が必要か。
プロジェクトが成功することは当然ですが、成長の機会を少しでも創ることです。
少しニュアンスが違いますね。
一緒にやるメンバー = 同志です。
上から目線ではなく、共にに考え、共に成長することです。
そして、ひとつのプロジェクトが終われば、また次のプロジェクトが起こります。
経験の積み重ね 大事です。
次のプロジェクトでは もっとレベルの高いことに挑戦できれば ビジネスは成長します。
そのためにも日々成長する環境を創ることだと思います。
どんなに忙しくても、自分自身も含めて 成長を常に意識していることです。
まとめ
プロジェクトリーダーの役割をひとことで言えば、人を動かすことです。
今回は、プロジェクトリーダーの役割の本質である「人を動かす」について、私なりの考えを紹介しました。
私は、プロジェクトリーダーの最も重要な役割は 以下3つだと思っています。
どれも「人を動かす」に関係しています。
プロジェクトリーダーの最も重要な役割
- ビジョン・目標を示す
- 利害を調整し、メンバーを引っ張る
- 参加したメンバーを成長させる
ビジョン・目標を示す
プロジェクトリーダーは、語れてなんぼの世界です。
自分自身の思い、コンセプトがもっとも大切です。
あなたのプロジェクトのビジョン・目的を自分自身のことばで語ってみてください。
語ったことばに意味があれば、人を引きつける力があります。
賛同者必ず出てきます。
賛同者がいれば、コミュニケーションの輪ができます。
そして、ビジョン・目的も ブラッシュアップされていきます。
語ることばにも、力がつきます。
利害を調整し メンバーを引っ張る
プロジェクトでは必ず、衝突は起きます。
そして、利害調整はプロジェクトマネジメントの肝です。
重要なのは、信頼関係です。
リーダー自身が 揺るぎないコンセプトを持ち、維持することです。
参加したメンバーを 成長させる
一緒にやるメンバー=同志です。
上から目線ではなく、共に考え、共に成長することです。
また、プロジェクトは、それで終わりではありません。
日々成長する環境を創り、組織をスパイラルに進化させることも プロジェクトリーダーの重要な役目です。
今回紹介した3つの役割は、プロジェクトを動かす根本の役割です。
確かにプロジェクトマネジメントは、予算・品質・日程をバランス良く管理し、目的を達成することです。
ただ、そのためには人を動かすことが必要です。
3つに真摯に向き合えば、必ず信頼関係は築けます。
そして、信頼関係があるプロジェクトは、成功に導きます。