ポジティブ思考?いろいろな方向で良いのでは

「前向きに頑張っていきますよ」
「ポジティブに考えるしかないですよね」

インタビューされている人たちのコメントです。

前向き・ポジティブ思考というのでしょうが、見る方向 いろいろあっても良いでは?
視点は 多くあった方が、新しいアイデアも生まれると思います。

特に、1年半以上の新型コロナの影響で、心が荒んでいると思います。
私自身も、退職後の計画。完全に狂いました。

自身の心のコントロール なかなか難しいですよね。
ということもあり、今回のテーマとさせていただきました。

前向き・ポジティブ思考

前向き・後ろ向き、ポジティブ・ネガティブ、その人の思考・考え方を表すことば
として使われています。

どちらかというと、悪い方向で捉えられているのが、後ろ向き・ネガティブでしょうか。

ただ、これは、生物が生きていく上で獲得した 必須の能力です。
遺伝子に刻み込まれたものです。
危険を感じなくなったら、1日さえ生きていられない
長い人間の歴史で見れば、ほんのわずか前まで、そうでしたよね。

それと、ビジネスの場面でも重要な思考です。
リスク管理ができなければ、会社潰れてしまいますよね。

一方、前向き・ポジティブは、どうでしょうか。

どちらかというと、思考というよりは、姿勢を表現しているような感じがします。
不安・焦り・憂鬱に直面した時に、そこから逃げ出すための手法のようにも感じます。

ものすごく強力なパワーを必要とするもの のようにも思います。
無理やりに、心の状態を作る という強力なパワーです。

こんなことをする必要 あるのでしょうか?

無理やりに、強力なパワーを使って、心の状態に変化を起こす、疲れるだけだと思います。
かえって、思考が止まってしまうような気もします。

私は、前向きでも、ポジティブでもありません。
ただ、「あるがまま」です。

私は、禅の修行者ではないです。
興味はあって、何冊か書籍を読んでいますが、その境地には、とてもなれそうには
ありません。いっぱい、欲も持っています。

当然、不安・焦り・憂鬱に直面することもあります。
ただ、そのために、何かをするということはありません。

そのまま受け入れています。
無理やり紛らわしても、気になることは気になります。
自分ではどうしようもないので、そのままほっておきます。

もちろん、問題解決は考えます。やることがあれば、即実行します。
ただ、その時の心の状態は、そのまま。焦っていれば、焦った感情で 実行です。

人生を斜めに生きる

似たようなこととして、「人生を斜めに生きる」
学生時代に、どこかで聞いたことばだったと思います。

私も ずっと言ってきたことばであり、今も使っています。

私は、団塊世代の次の世代です。
ちょうど、学生運動が終わり、無気力感が漂っていた頃の子供です。
「しらけ世代」と言われていた記憶もありますね。

「人生を斜めに生きる」

常に、どこかで引いてみている自分がいます。
なんとなく「こんなもの」とみている感じでしょうか。

なので、退職後の計画が台無しになっても、「こういうこともあるよね」です。
なるようにしかならない そんなものですよね。
違うこと考えるだけです。

ちなみに、客観的に見るとは違います。
自分ごとと思わない とも違います。

いろいろな方向(視点)で見る

何も、私のことを押し付けているのではないです。
こんな考えもあるよ です。

特に、コロナ禍の今です。
不安・焦り・憂鬱に直面していると思います。

前向きでなくても、ポジティブでなくても、いろんな方向があっても良いのでは
と思います。 

明日どうなるかなんて、誰にもわかりません。
そんなことより、今日1日の方が大事ですよね。

いろいろな視点で眺めることで、自分の心を落ち着かせる何かが
きっと見つかる
と思います。

そして、行動することが 大切なんだと思います。