緊張を味方にし相手に届けるためのプレゼンの方法とは
プレゼンテーション。
仕事をしていれば、必ず実施する機会がありますよね。
さて、
- プレゼンの時、緊張しますか?
- プレゼンは、相手に届いたでしょうか?
私は、20年以上プロジェクトリーダーをやってきました。
なので、プレゼン自体が 重要な仕事のひとつです。
また、仕入れ先・社内の人のプレゼンも いっぱい受けています。
1000回なんて、軽く超えています。
こんな私の経験から、緊張を味方にし理解を深めるプレゼンの方法について 紹介したいと思います。
尚、講演・ピッチの方法とは違います。
講演は、自分が主役ですよね。
ピッチは、興味を持ってもらうためにするものです。
私の紹介するプレゼンの定義は、以下です、
- 聞くべき人が集まっている
- 話す側も聞く側も義務を伴っている
では、順番に紹介します。
前提:プレゼン資料に自信があること
プレゼンをする前の前提条件です。
当たり前なんですが、自分が自信を持てるプレゼン資料であることは 絶対条件です。
説明する内容に自信がない。
プレゼンの方法以前の問題です。
実際に たまに遭遇するのですよ、こうしたプレゼン。
自信がなければ、
- 声は小さくなる
- 何が重要なのか全く伝わらない
- 熱意も感じられない
当然、こうなっちゃいますよね。
聴いた側も
- 本当にそう思ってるの?
- 何が言いたいの?
になってしまいます。
プレゼンする相手、多くは時給が高い人たちですよね。
その時間・コストをムダにすることを自覚しましょう。
尚、ここでいう自信は 資料の出来栄えのことを指しているのではありません。
説明する内容・伝えたいことに、自信を持っているか です。
ちなみに、最近 見栄えに凝った資料多いですよね。
たくさんプレゼンを受けた身からすると、正直ゲンナリです。
自信を持って伝えたいこと・その根拠となる図やグラフ。
これで十分だと思います。
プレゼンに 緊張は必要
プレゼンに緊張は必要です。
人間緊張すると、集中力が上がるのですよね。
なので、体が反応して ドキドキしたりするのです。
ドキドキしたら、「集中力が高まっているなあ」と思うことです。
でも、あがってしまって うまく喋れないかも?
確かに過度の緊張は、パフォーマンスを落とします。
そんな時に私がやっていた方法を 紹介したいと思います。
- あがっていることを 心の中で自覚する
- 自覚したら、とにかく笑う(笑顔を作る)
- 自分の番がきたら、聴いている人を一通り見る
- ひと息ついて、「さあ、やろう」と声または心の中で言う
あがっていること自体は 自分では どうしようもないですよね。
なので、感情を 笑いに変換させるのです。
最初の順番だったら、ずっと笑っている。
途中だったら、プレゼンの後の講評の時間に 笑っているのです。
そして、自分の番がきたら 聴いている人たちを一通り見てみましょう。
見れば、普通の人たちですよ。
しかも、攻撃ではなく 聴こうと思ってきている人たちなんですよ。
「ありがとう」って、心の中で言っても良いかもしれません。
見渡したら、ひと息付きましょう。
で、「さあ、やろう」と声または心の中で言ってから始めるのです。
最後のアクションは、自分にスイッチを入れるモード変換に役立ちます。
余談ですが、観客をかぼちゃだと考えようと言うのがありますよね。
これ逆効果です。
だって、実際には かぼちゃではない生身の人間です。
それに、目に見えないものって 返って恐怖を覚えますよね。
伝えるために スピード・間を意識する
ここからは、理解を深める伝え方になります。
上手い人の話し方って、共通するものがありますよね。
私は、話すスピードと間だと思っています。
私も最初の頃は、苦労したんですよね。
自分の頭の回転スピードで話すので、マシンガンのように話してしまったり。
自分自身の息継ぎとして、間をおいたり。
そこで、いろんなことを試行錯誤してきました。
結果として、今やっていることを紹介したいと思います。
- 2〜3名ほどの目を見て話す(話しかける)
- 2〜3名ほどの表情を観察して、理解してもらうための間を設ける
プレゼンをしている時に、目が合う人っていますよね。
大体、2〜3名ほどいると思います。
で、目が合うぐらいなので 熱心に聞いてくれている人なんですよね。
この人たちに合わせるように 話をしていくのです。
スピードは、この人たちに話しかけるスピードです。
で、表情を観察します。
何か考えているな・頭が回っているなと思ったら、少し間を開けるのです。
そして、表情に変化が見えたら また話しかけます。
この方法ならば、聴衆の数は 関係なくなるんですよね。
ここまで読んで気づいた方もいると思います。
これ、1対1のコミュニケーションでやっている方法なんです。
1対1のコミュニケーション 最も伝わりますよね。
尚、2〜3名の中に キーパーソンを入れることを お忘れなく。
まとめ
プレゼンテーション。
仕事をしていれば、必ず実施する機会がありますよね。
プレゼンのとき、緊張しますか?
プレゼンは、相手に届いたでしょうか?
今回は、私の経験から 緊張を味方にし理解を深めるプレゼンの方法について 紹介しました。
- 前提:プレゼン資料に自信があること
- プレゼンに 緊張は必要
- 伝えるために スピード・間を意識する
それぞれを説明しました。
私は、20年以上プロジェクトリーダーをやってきました。
なので、プレゼン自体が 重要な仕事のひとつです。
でも、ずっとやっていると 緊張感って なくなっていくのです。
緊張感なしでやると 悲惨な結果。
集中力なければ、熱意も伝わらないですよね。
なので、逆に緊張するように 事前のルーチンに工夫しています。
プレゼンも たくさん経験すれば、自分なりの方法ができてくると思います。
先ずは、自信を持って臨みましょう。