自己変革する組織:ベクトルを合わせ2割に創造性を!8割にはテーマを!

自己変革、変化に追従し そして変化を創造することです。

自己変革する組織にも、パレートの2:8原則は 当てはまります。

マネジメントは、原則を前提にし 組織の方向性を合わせることだと考えています。
自己変革する組織の礎になります。

今回は、自己変革する組織でのマネジメントについて 私なりの考えを紹介したいと思います。

自己変革する組織・マネジメントとは

パレートの原則、どの組織にも当てはまります。

あなたのビジネスでも、2割の人が8割の成果を上げていませんか?

私が在籍していたような大企業でも、パレートの原則は 当てはまります。
2割の人が仕事をし、8割の人は作業をしています。

ビジョンを全員が共有しているスタートアップでない限り、どこも同じようなものだと思います。

以前の投稿で「自己変革する組織にすること」何回か取り上げています。
これら投稿で指している組織は、この原則を前提にしています。

2割の集団が動けば、組織は変わります

自己変革する組織とは,以下だと考えています。

自己変革する組織とは

ビジョンを目指し、2割の集団が創造性を発揮しながら生き生きと働き、8割の集団が追従している組織

ならば、2割の集団・8割の集団に 分けてマネジメントすべきですよね。

パレートの原則は 原則として受け止め、同じ方向に向かせることだと思います。

2割の人・8割の人とは

面白いのは、この区分 固定されていません

ある組織で2割の人が、別の組織では 8割の側になることもあります。
その時点の環境や問題によっても、変わります。

また、適材適所という考えがありますよね。
適したところに2割の人を集めれば 10割になるかというと、そうでもないです。

経験上 必ず、2:8に分かれるのですよね。
パレートさん、本当にすごいなあと思います。

また、この法則 逆側の何もしない方から見ると、何もしない人2割です。

2:6:2に分かれる、確かに実感としてあります。

何か新しいことを導入する時、2:6:2に分かれませんか?

古い話しになりますが、ひとり1台のパソコンが導入された時 最初は2割の人 使わなかったものです。

2割の集団のマネジメント

この集団は、放っておいても仕事をします
自分でやるべきこと見つけます。

常に問題意識を持っています。
アイデアもあれば、それを自主的に実行し 成果を出すこともできます。

なので、8割の収益挙げているということでもあります。

要は、費用対効果の高い人たちです。

ならば、自由にさせる方が良いですよね。

ただ、全然違う方向では 組織に混乱が発生します。
マネジメントは、方向を示すことだと思います。

できれば 個々の組織のビジョン策定に参加をさせ、共有します。
方向が決まれば、戦略・戦術を考え 実行してくれます。

また、この集団の人は、必ず新しいことを始めます。

新しいことを始めると、大体2:6:2に分かれます。
2割は、応援してくれます。
2割は、反対勢力です。
6割は、見ている人です。

早く成果を出すためには、反対勢力を抑えることも マネジメントの大切なことです。

もっとも、必ずどこかでは 成果にする人たちです。
でも、環境 結構重要なのです。

スピード大切ですよね。

彼らにとってやりやすい環境を提供すれば、彼らはそれを利用します。
そして、一気に成果挙げます。

自己変革する組織、彼らが創ります。
彼らが創造性を発揮しながら 生き生きと仕事ができる環境創り 大切だと思います。

8割の集団のマネジメント

この集団は、決まったことを実施します

自らが主体となることはありません。
いわゆる 見ている人たち・何もしない人たちです。

ならば、マネジメントとしては 目指すべき方向にむけたテーマを与えることです。

テーマあれば、最低限やることはやります。
但し、状況確認・その都度支援することは 必要です。

普通に言われているマネジメントそのものです。

また、2割の集団の成果をオペレーションするのも 8割の人たちです。
彼らに、確実に 果実を収穫してもらう必要があります。

彼らが実施して初めて、組織に定着します
そして、その後の個々の改善は 彼らから生まれます。

そのためのマネジメントも必要です。
彼らと共に 業務を確実に廻すことです。

そして、個々の問題解決を促す(テーマを与える)のです。

尚、職位 関係ありません。
マネージャー職にも、8割の人 普通にいます。

まとめ

自己変革、変化に追従し そして変化を創造することです。

自己変革する組織にも、パレートの原則は当てはまります。
原則を前提にして、組織の方向性を合わせること 必要です。

自己変革する組織とは,以下だと考えています。

自己変革する組織とは

ビジョンを目指し、2割の集団が創造性を発揮しながら生き生きと働き、8割の集団が追従している組織

今回は、自己変革する組織でのマネジメントについて 私なりの考えを紹介しました。

2割の集団のマネジメント

この集団は、放っておいても仕事をします。
自分でやるべきこと見つけます。

2割の集団のマネジメント

  • 方向を示し、自由にやらせること
  • 彼らにとってやりやすい環境を提供すること

8割の集団のマネジメント

この集団は、決まったことを実施します。
自らが主体となることはありません。

8割の集団のマネジメント

  • 目指すべき方向にむけたテーマを与えること
  • 2割の集団の成果を 業務として定着させ、改善を促すこと

創造力 大切ですよね。
芽を開花させるマネジメントが、新たな変化を生みます。

そして定着も大切です。

原則は原則として、良いサイクルを廻すことが 自己変革を促すのではないでしょうか?

(2022/3/16 更新しました)

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